7月5日「大災害」予言とは何だったのか 「予言の時間」「地球滅亡」トレンド入り...SNSではネタ投稿も

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   漫画家・たつき諒さんの書籍『私が見た未来』での予言をきっかけに、「日本で大災害が起こる」という噂が飛び交っている「2025年7月5日午前4時18分」が無事に過ぎた。

  • 漫画「私が見た未来」 をきっかけに騒ぎが広がった(写真:ロイター/アフロ)
    漫画「私が見た未来」 をきっかけに騒ぎが広がった(写真:ロイター/アフロ)
  • 香港からの観光客は1割減。日本政府観光局の発表から
    香港からの観光客は1割減。日本政府観光局の発表から
  • 漫画「私が見た未来」 をきっかけに騒ぎが広がった(写真:ロイター/アフロ)
  • 香港からの観光客は1割減。日本政府観光局の発表から

ネット上で噂拡散→香港からの訪日客も減少

   発端となったのは、たつきさんが1996年に「夢で見た未来」を描いた作品『私が見た未来』だった。東日本大震災を言い当てたような内容だったため、インターネットを中心に「予言の書」として話題になった。

   21年に発行された「完全版」では、「2025年7月に壊滅的な津波」が日本を襲う夢を見たという内容が描かれ、「実現するならば、次にくる大災難の日は『2025年7月5日』」とされた。

   さらに、6月21日以降、鹿児島県・トカラ列島近海を震源として、多くの揺れが観測され、震度1以上の有感地震が1000回を超えた。

   これをきっかけに、一部のSNSユーザーがトカラ列島で群発地震が起きると、日本の別の場所で大地震が起こるという「トカラの法則」とされる説を持ち出し、大規模な噂が拡散された。

   気象庁は繰り返し「7月5日大地震説」を否定してきたが、SNSでは心配の声がやまず、避難を宣言するユーザーも登場する騒動となった。

   こうした噂は海外でも注目を集めているが、特に香港の著名な風水師も日本での大地震を予言したことから、日本政府観光局の発表では、国・地域別で香港からの訪日客だけが減少するなど、訪日を控える動きが広がった。香港の複数の航空会社も欠航や減便を発表している。

「地震とかの備えは日頃やっとかなくちゃね」

   5日未明からSNSには「予言」に関連する投稿が相次ぎ、「予言の日」「予言の時間」「大災害」「日本滅亡」「地球滅亡」といったワードがXトレンド入りした。

   何かが起こるとされていた5日午前4時18分が無事に過ぎると、SNSでは安堵の声が広がった。

「せっかくだから予言の時間に『最後の1本か......』をやってみたけどただ深夜にタバコ吸ってるだけになった」
 「7月5日の予言外れたね 何も起きなくて良かった! でも地震とかの備えは日頃やっとかなくちゃね」

「これが予言の日だったのか」ネタ投稿続々

   また、5日に起こった「不幸なできごと」を引き合いに、予言説を訴える投稿も相次いだ。

   5日に行われた米MLB・ドジャース対アストロズ戦では、大谷翔平選手を擁するドジャースが1-18で大敗。

   この日は大谷翔平選手の31歳の誕生日だったことから、「7月5日の予言の大災害。それは、誕生日の大谷翔平選手が所属するドジャースの大敗...」「7月5日の大災難の予言は ドジャースの結果を見て 大谷翔平が持っていってくれたんじゃないかと思う笑笑」といった声が相次いだ。

   「帰り道に犬のフン踏んで靴が滅亡したんだけどこれが予言の日だったのか......」「実家のWi-Fiがぶっ壊れてネットが使えないとのことで緊急帰省した マンション回線自体の不具合だったらしく親父が『これが予言のやつか...』としみじみ言ってたのが良かった」など、身近な不幸をネタにする投稿もある。

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