学歴詐称が疑われている静岡県伊東市の田久保真紀市長を巡って、市議会の動きが活発となっている。2025年7月7日には、田久保氏に対する辞職勧告決議案と百条委員会の設置決議案が市議会の本会議で議論され、賛成多数で可決される見通しだ。
伊東市民が公職選挙法違反の疑いで田久保市長の刑事告発を検討していることも報じられ、包囲網が着々と築かれている。
田久保市長が百条委員会を設置しないように求めるも
田久保市長は3日、百条委員会の設置を巡って、市議会の正副議長と協議。テレビ朝日の報道によると、市長は「百条が始まれば、出なきゃいけないですよね。いなきゃいけないですよね」と百条委によって辞職できなくなると主張したという。
市長は協議後、報道陣に「百条やめてくださいということで私の方からお願いをすると、何とか避けられませんかということ、議長さん、副議長さんと私で、思いは一緒との話はさせていただいた」と話した。
一方で、伊東市議会の中島弘道議長は田久保市長の発言を全否定。「私どもは3人とも百条委員会を開かないことでみんな同じ気持ちだったというのは、そんなことは何にも話にでてない。本当に支離滅裂」と話した。