韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)が2025年7月8日、サッカーイングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドの特集記事を組み、「旭日旗」騒動に関して不快感を示した。
「トッテナム戦のチケットはわずか発売開始から40分で完売」
ニューカッスルは1日に、クラブ公式サイトで25-26シーズンのサードユニフォームを発表した。そのプロモーション映像の中に、「旭日旗」を連想させるデザインの旗が映りこんでいた。
これがインターネット上で注目され、韓国の激しい反発があったことから、クラブは公式SNSを通じて謝罪。旗が映りこんだ当該箇所は削除された。
「旭日旗」騒動で韓国の反発を買ったニューカッスルは、7月下旬から韓国遠征を予定している。
7月30日に水原ワールドカップ競技場で、韓国プロリーグのKリーグを代表する選手たちで構成される「チームKリーグ」と対戦。8月3日にはソウルワールドカップ競技場で、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーと対戦する。
トッテナムには、韓国代表FWで英雄のソン・フンミン(33)が所属しており、トッテナムは韓国国内で絶大な人気を誇る。
韓国メディアによると、トッテナム戦のチケットは、発売開始からわずか40分で完売したという。
「クラブはファンの心に大きな傷を残した」
地元メディア「OSEN」(ウェブ版)は、チケットの完売を受け、「旭日旗問題にもかかわらず、韓国での試合が全席完売 ニューカッスル、韓国を嘲笑し莫大な利益を上げる」とのタイトルで記事を公開した。
記事では「クラブは形式的な謝罪はしたが、ファンの心に大きな傷を残した」とし、こう続けた。
「韓国でツアーを行うというクラブが、韓国の歴史について何も知らず、重大な失礼を犯した。ファンの怒りにもかかわらず、ニューカッスルは韓国で莫大な利益をあげる。主催者によると、ニューカッスルの試合の一般予約分は、開始後40分で全て完売した。旭日旗問題が試合の予約に影響を与えなかった」
そして、「ファンはニューカッスルよりもトッテナムとソン・フンミンを見ようと試合を予約したのだろう。それでもニューカッスルが韓国で利益を上げるという事実は、非常に不快な現実だ」と怒りを示した。
韓国代表のエースであるソンは、プレミアムリーグの21-22シーズンで、アジア人初となるリーグ得点王の快挙を達成。アジア最高のストライカーと称される。