俳優の杏さんが、2025年7月4日にYouTubeを更新。記録的猛暑が報じられている、フランス・パリの現状を報告した。景観守るため「室外機は外に出してはいけない」杏さんが22年10月から住むパリでは、25年6月から猛暑が続き、7月1日には最高レベルの熱波警報が発令された。杏さんのYouTubeでは、撮影の時点で気温が35.1度。前日は38~39度で、場所によっては40度にものぼったそうで、「本当に危険だから外には出ないように」「学校も休校にするように」との通達が出ていたという。杏さんは「家もクーラーがなくてすごい暑い」と言いつつ、自宅でミニ扇風機を片手に動画を撮影。猛暑のパリの現状をこう語った。「とにかく暑い。逃げ場がない怖さみたいなのもありましたね。フランスがそうなのかな?ほとんどクーラーがありません。パリって北海道より上くらいの緯度なんですよね。もともとは夏でもクーラーがいらないくらいの気候だったんですけど、ここ数年の異常気象によってどんどん気温が高くなって、今までのライフスタイルではなかなか立ち行かなくなってきたという現状があるようです」しかしパリでは、条例でクーラーが付けられないという。街の景観を守るため、「室外機は外に出してはいけない」そうだ。「もし付けるとしても、建物に住んでいる全員の承諾を得たり、いろんな許可を取ってやっと付けられるか付けられないかという段階なので、クーラーのある家というのは本当に珍しいんです」杏さんは「本当に命に関わる問題だと思うので、きっとこれから何かしらの対策がなされていったり、クーラーの条例が緩和されたりするのかなと思う」と語っていた。「室内で逃げ場がないのがフランス、室外で逃げ場がないのが日本」日本の夏とフランスの夏を比べると、「室内で逃げ場がないのがフランス。室外で逃げ場がないのが、東京とか日本」だとして、こう私見を語った。「まだフランスの方は、朝早くとか寒暖差があったり湿気がない」「夜11時くらいを過ぎてから、気温がけっこうグッと下がる。20度台前半くらいにはなるので、犬の散歩をこの時間にしようとか、そういった対策ができるんですが、部屋の中はどうしようもない。逃げ場がない。日本の方は逆にずっと外が暑い。25度を下回るタイミングがないので、犬とか子供とか外に出してあげたいなって思っていても、ちょっとどうしようもない」杏さんは最後に「どちらも夏はどんどん過酷になってきているなというのが、体感で私が思っていることでございます」と話していた。
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