元自民・世耕氏が「パンダ」への思いつづる 「政治家は関与や中国に対する『お願い』をすべきでない」

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   元自民党の世耕弘成衆院議員が2025年7月11日、パンダに対する思いをXにつづり、ネットの注目を集めている。

  • 和歌山県からパンダは姿を消した。再貸与を中国に「お願い」すべきなのか(写真:AP/アフロ)
    和歌山県からパンダは姿を消した。再貸与を中国に「お願い」すべきなのか(写真:AP/アフロ)
  • 世耕弘成衆院議員のポスト。パンダについて中国に「『お願い』をすべきでないと思っている」と主張した
    世耕弘成衆院議員のポスト。パンダについて中国に「『お願い』をすべきでないと思っている」と主張した
  • 和歌山県からパンダは姿を消した。再貸与を中国に「お願い」すべきなのか(写真:AP/アフロ)
  • 世耕弘成衆院議員のポスト。パンダについて中国に「『お願い』をすべきでないと思っている」と主張した

「相手のパンダ外交に乗せられてしまうことになる」

   和歌山県西牟婁郡のテーマパーク「アドベンチャーワールド」で飼育されていたジャイアントパンダ4頭が6月28日をもって中国に返還された。これをもって、日本でジャイアントパンダを飼育しているのは東京都の恩賜上野動物園(上野動物園)のみとなった。

   こうした中、和歌山県を地盤とする世耕氏は7月11日、パンダをめぐる持論をXにつづった。

   「パンダは大きな観光資源であるし、帰ってきたらとても嬉しい話だが」と前置きした上で、「一方で私はパンダに関して政治家は関与や中国に対する『お願い』をすべきでないと思っている」と指摘。

   政治家の立場について、「あくまでも繁殖の共同研究の問題として中国とアドベンチャーワールドで協議すべき問題だ。そうでないと相手のパンダ外交に乗せられてしまうことになる」と警鐘を鳴らした。

   「先日も中国の要人と会談したときにパンダの話を振られたが、私は『こちらから話題にするつもりはない』と返した」と世耕氏自身の経験も明かしている。

   中国に対する日本側の立場については、「中国に関しては、言われなきスパイ容疑で拘束されている日本人の即時釈放、尖閣近辺での領海侵入を止めることなど、政治家として申し入れるべきことが沢山ある」と主張している。

   世耕氏の投稿には、「何かをパーターにするのは嫌だが、そうでないなら大事な観光資源になる」「私もパンダは可愛いから大好きで帰って来てくれたら嬉しいとは思います。でも、それを政治のカードに使われたくはありません。残念ながら中国とは解決しなきゃならない問題が山積みなので、それらの解決が先です」などの声が寄せられている。

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