YouTuberのヒカルさんが2025年7月11日、Xで投票を呼びかける投稿を行った。同日の動画では、政界進出の可能性についても語っている。
「日本の未来に少しでも関わりを持ちませんか?」
ヒカルさんは11日、Xで「包み隠さず言いますと、僕は選挙に行ったことがありません。投票の権利を持ちながらそれを一切使わずに生きてきました」と切り出した。
そして、「どうせ意味ないだろう どうせ変わらないだろう どうせ俺の一票に価値はないだろう と無関係を決め込んできました」とこれまでの姿勢を振り返った。
しかし、視聴者からは「選挙にいけ! と呼びかけてほしい」との声が寄せられたという。
これにヒカルさんは「僕のような政治に関心の弱い人間に言われても 刺さらないかもしれないですが」としつつ、「逆を言えば同じような価値観の人に刺さる言葉になるかもしれないと思い言わせてください」とし、こう呼びかけた。
「選挙に行きませんか? 日本の未来に少しでも関わりを持ちませんか?」
ヒカルさんは「こうして政治について発信すると、ごちゃごちゃ言われたりエンタメで生きている身としてはメリットはほぼなくむしろデメリットが多いので僕は無関心を決め込んでいました」としつつも、発信の必要性を感じたと明かした。
「僕の視聴者の中で同じように無関心を決め込んでいた方は僕と同じタイミングで少し変わってみませんか? 投票に行きましょう。これからの未来を変えるのは僕たちになっていかなければならないと思います」
政治家らが「ヒカルさんの動画に出たいです」
同日公開の動画「覚悟を決めました。選挙へ」では、自身の政界進出に関しても語っている。
ビジネスパートナーで実業家の入江巨之さんから、日本の現状について意見を求められたヒカルさんは、「結構やっぱこう、国民がネガティブになってるイメージはありますよね」。「日本はやっぱちょっと落ちてるイメージで、今後も多分ちょっと苦しいんじゃないかな、みたいなイメージは持ってるけどね」とポツリ。
ただ、政治に関する知識は浅く、「選挙の知識ない状態でただ呼びかけたとて、説得力はないじゃないですか」とヒカルさん。
一方、入江さんは「正直、どこの党、誰、とは言いません。『ヒカルさんの動画に出たいです』っていうのが、実は100人ぐらいから連絡来ました」とも告白。
驚くヒカルさんに、入江さんは「それぐらいやっぱりSNSの力(は大きい)。一般市民の若者が、実は選挙に動き始めてるっていう。『今のままじゃダメだ』って思ってる人が結構多くなってるって感じ」と話した。
「今、ヒカルさんの動向、みんな気になってます。政治家の先生たち。『ヒカルさんはどこの政党を応援されてるんですか』ってみんな聞いてくるんですよ。『一緒に組みませんか』と言われてます」
ヒカルさんは「僕が本気でこっち(政治)に振ったら、僕の演説とかめちゃくちゃ、僕、強いと思うんですよ。しゃべらせたら超一流なんで。正直、こういうのって。誰も勝てないと思いますよ、僕に」と自信をのぞかせた。
「やるなら立ち上げた方が面白いでしょ」
さらに入江さんは、「俺はヒカルさんに、いつか出てくれないかなと思ってるんですよ。国を動かす存在になってくれないかな、と」と期待を口にしたうえで、「ただ今出て欲しいわけではない。選挙ってものを知ってもらって参加(投票)して、政治っていうものにヒカルさんが興味持ってくれたらいいなと思ってます」と述べた。
これに対して、ヒカルさんは現在の日本には「圧倒的なリーダー」がいないとし、「僕はその圧倒的な人になる器があると思ってる」と断言。
そのうえで、視聴者に向け「僕がもし政界に進出する時も、僕を支持してほしい。それは当たり前の話なんですけど、その時に動き出しても遅いんで、今から備えませんかっていうのが僕の提案ですね」と独自の切り口で選挙への参加を呼びかけた。
「今もし『いいな』と思う人がいなかったとしても、政治に少しだけ興味を持って、政治の知識を少しだけ得て、選挙に行くというのを当たり前の価値観にして、それで備えといてもらうと、いずれ僕が動く時にとてつもない破壊力で動けると思うんですよ」
また、将来について「いや俺でもやるなら(政党を)立ち上げますよ」「そのなんかどっかに所属するとかっていう感覚はあんま今のとこないですね」とし、「やるなら立ち上げた方が面白いでしょ」「(やるなら)中途半端にいかないですよ。そういうね、未来がもしかしたら待ってるかもしれないんで」とも話していた。
包み隠さず言いますと、僕は選挙に行ったことがありません。
— ヒカル (@kinnpatuhikaru) July 11, 2025
投票の権利を持ちながらそれを一切使わずに生きてきました。
どうせ意味ないだろう
どうせ変わらないだろう
どうせ俺の一票に価値はないだろう
と無関係を決め込んできましたが、…