さすが新幹線、細かい室温調整をしている
新幹線はどうか。JR東日本によると、「車両構造やお客さまのご利用状況からそれぞれ決めております。そのため、車両や線区ごとで温度の設定が異なります」という。長距離列車になると、天気・気温の異なる地域を結ぶので、細かい調節が必要となり、一律に何度と決められないのだろう。
さらに、普通車とグリーン車では座席数が違うので、車両ごとに冷房・暖房の入り切りや送風・換気をコンピュータで自動制御している。それでも「効きすぎて寒い」という乗客のために、JR東海とJR西日本は、2025年 8月1日から東海道新幹線と山陽新幹線の一部の「ひかり」で2度高めの弱冷房車を試験運行する。
どんなに冷房が効いていても、日が当たる側はかなり暑い。最近はUVカットのガラスが使用されて、日よけカーテンのない車両が増えているが、復活してはどうか。
(シニアエディター 関口一喜)