元NPB助っ人が韓国プロ入り...「日本で失敗したが韓国では通用する」 地元メディアは高評価「韓国での契約は魅力的」

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    韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が、2025年7月14日に元日本ハムのパトリック・マーフィー投手(30)の特集記事を公開した。

  • マーフィー選手(本人インスタグラムより)
    マーフィー選手(本人インスタグラムより)
  • マーフィー選手(本人インスタグラムより)

「大リーグ復帰が難しいと判断し、再び海外リーグに目を向けた」

    マーフィーは7月11日に、韓国プロ野球(KBO)リーグのKTウィズに入団した。チームに所属していたウィリアム・クエバス投手(34)が、今シーズン不振だったため、球団はクエバスを放出してマーフィーを獲得した。

    「スポーツ朝鮮」によると、マーフィーは今シーズン、大リーグのテキサス・レンジャーズ傘下の3Aでプレーし、14試合に登板して、1勝2敗、防御率3.18だったという。

    米アリゾナ州出身のマーフィーは、大リーグのトロント・ブルージェイズ、ワシントン・ナショナルズ、ミネソタ・ツインズ傘下のマイナーを経て、24年に日本ハムに移籍。当時のスポーツ紙の報道によると、年俸1億2000万円の契約だったという。

    日本ハムでは中継ぎとして40試合に登板し、1勝2敗13ホールド、防御率3.26だった。

    複数の韓国メディアによると、マーフィーは、KTウィズと年俸27万7000ドル(約4080万円)で契約したという。

    「スポーツ朝鮮」の記事では、「マーフィーは日本で失敗を経験し、今シーズン前にテキサス・レンジャーズとマイナーリーグ契約を結び、大リーグ再挑戦を目指した。しかし、大リーグ復帰が難しいと判断したマーフィーは、再び海外リーグに目を向けた」とし、韓国を選択した理由について、次のように説明した。

「韓国では外国人投手は、先発投手の機会を継続的に保証」

    「マーフィーは先発投手として継続的に機会を得たいと考えていたが、米国と日本では先発よりもリリーフや、ロングリリーフの役割を主に任されていた。韓国では外国人投手は、先発投手の機会を継続的に保証される点で、KTウィズとの契約は魅力的だった。韓国で継続的に先発ローテーションを回りながら成績を残し、その後、大リーグで再評価を受ける投手も少なくないため、最近韓国を好む選手が増えている」

    KBOリーグでは、日本球界を経由した選手が多くプレーしており、投手、野手に関わらず韓国で成功を収めた選手は少なくない。これとは逆に、近年KBOリーグから日本球界に移籍する選手が見られるが、多くの選手が日本球界で結果を残せていないのが現実だ。

    このような背景もあり、記事では「KTウィズは、以前からマーフィーを継続的に観察してきた。日本で野球の経験を十分に積み、韓国で通用する投球能力を備えているため、市場に出るのを待っていた。そしてマーフィーが市場に出た際、迅速に動いて契約書にサインをさせた」とした。

    「スポーツ朝鮮」によると、KTウィズは、前半戦成績45勝41敗3分の5位で終了。4位のKIAタイガースとは0.5ゲーム差で、後半戦はマーフィーを軸にさらに上位を目指すという。

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