夕方からは湿度の高いジメジメした暑さが襲う
パビリオンを待つ際はどうか。来場者からは「パビリオンに入るために並ぶ列は直射日光が当たるところもあった」との声が聞かれた。確かに、待機列では、野外で直射日光が当たるため、日傘を差す来場者の姿が見られた。
パビリオンも熱中症対策に追われる。ブラジル館では、入場待機の時間が短くなるように、一定の長さになると、受付を一時停止するなどの措置をとっていた。アメリカ館、フランス館では待機列にテントを設置していた。
夕方からは、湿度が高い暑さに切り替わる。ジメジメとした不快な暑さだ。このような状態は、体内の熱を外に逃しにくくなるため、熱中症になりやすくなると言われる。夕方は直射日光がない分、油断しがちだが、歩き疲れがピークとなってくる時間で警戒が必要だ。
水分補給をしたり、各所に設置されているミストで涼んだりして体を冷やすことが大切。また、直射日光を避けることができる大屋根リングの下では、風が吹くときもあり、多くの人が体を休めていた。
来場者に熱中症対策を聞くと、「氷の入った水筒や飲料ドリンクを冷やして持ってきた」「日傘を差して日光を避ける」「折って冷やす冷感グッズを使う」などが挙がった。これから暑い夏を迎える中、直射日光が降り注ぐ大阪・夢洲の万博会場では、熱中症対策は避けて通れない。万全な対策を十分にとって万博を楽しんでほしい。