「幼虫を揚げるなどして食べていると聞いた」
「ミンミンゼミが鳴き始めたばかりで、まだ幼虫の大量採取の話は聞いていません。これからは、アブラゼミ、クマゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシが鳴き始めます。大量摂取との因果関係は分かりませんが、セミが見られないと、子どもたちもガッカリしますし、今月末には、セミの羽化観察会も予定しています」
園内で幼虫を採る目的については、こんな見方を示した。
「うわさレベルではありますが、幼虫を揚げるなどして食べていると聞いたことがあります。味が美味しいかどうかは、分かりません。食べるために採取することは、遠慮してほしいと思っています」
セミの幼虫を巡っては、18年8月に埼玉県川口市内の公園で、「食用を目的としたセミの幼虫等の捕獲はやめてください」などと書かれた張り紙が英語や中国語でも掲示されたと報じられたことがある。20年8月も東京都杉並区内の公園で、「食用その他の目的でセミ等を大量捕獲するのはおやめください」と日本語で張り紙が出されたとの報道があった。
中国や東南アジアなどでは、セミを食用にする文化が一部であるというが、どんな人が何の目的で採取しているのかは、はっきりしないままだ。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)