大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属するキム・ヘソン内野手(26)が、ナ・リーグ新人王争いのダークホースに浮上した。「キムは与えられた機会を着実に活かし続けてきた」韓国スポーツメディア「韓国デイリースポーツ」(ウェブ版)が、2025年7月17日に報じた。同メディアは、「キム・ヘソン、ドジャースの控え選手からナ・リーグ新人王のダークホースに...アメリカ現地でも注目」とのタイトルで記事を公開した。記事によると、米スポーツ専門局「ESPN」(ウェブ版)、米スポーツメディア「FOXSPORTS」(ウェブ版)が、それぞれ今シーズンの新人王配当率を発表。「ESPN」では、キムは5番手に入り、「FOXSPORTS」では4番手に入った。記事では「キム・ヘソンの『株価』は着実に上がっている」とし、今シーズンのキムの活躍を次のように評価した。「今シーズンは、チームの控え選手としてスタートしたものの、キム・ヘソンは与えられた機会を着実に活かし続けてきた。左投手相手での出場が制限され、右投手相手でも選択的に起用されたものの、数多くの機会の中で自身の存在感を明確に示した。前半戦最終戦では相手投手の交代に合わせてキム・ヘソンが投入され、ベンチからの信頼を再確認させた」シーズン前半戦を終え、米国の複数のメディアが独自に今シーズンの新人王を予想している。「キムは2つ順位を下げたが、彼の競争相手の質が向上したためだ」各メディアによる予想が報じられる中、大リーグ公式サイトは17日(日本時間)、新人王争いの最新の投票結果を発表した。韓国期待のキムは、前回ナ・リーグ2位だったが、最新の投票では順位を2つ下げ4位となった。ただ、公式サイトの評価は依然として高く、次のような寸評をつけた。「キムは前回の投票から2つ順位を下げたが、これは主に彼の競争相手の質が向上したためだ。彼は自身の強みをしっかり活かし、走塁能力で大きな価値を加えている。打率.339を維持し、多才さを発揮している。セカンドで28試合、センターで16試合、ショートで8試合と、複数のポジションでプレーしている。6月には6試合しかフル出場していないが、7月最初の12試合では7試合フル出場している」今シーズン、キムはマイナーで開幕を迎えるも、5月に大リーグに昇格すると、打撃、守備、走塁で存在感を示した。48試合に出場し、打率.339、2本塁打、13打点、11盗塁を記録。守備ではユーティリティープレイヤーとして、複数のポジションをこなし、チームに貢献している。現時点で、ナ・リーグ新人王争いは、ミルウォーキー・ブルワーズの「新怪物」ジェイコブ・ミジオロウスキー投手(23)が有力視されているが、韓国メディアはキムの今後のプレーに大きな期待を寄せている。
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