「普通のOLさんで、まあ、いい人っすよ。プロポーズは僕からです」と、お笑いコンビ「バイきんぐ」の小峠英二さんは、2025年7月15日放送のテレビ東京「伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評」で、照れ臭そうにそう明かした。この6月に結婚し、49歳という「晩婚」が話題になった。たしかに、周囲を見ても、49歳で初婚という男性は少ない。はたして、全国にどのくらいいるのだろう。50歳での男性未婚率28%厚生労働省の2023年の人口動態調査によると、1087人の男性が49歳で初めて結婚していた。東京が一番多くて178人、次いで神奈川の112人、島根は1人だった。50歳時点の男性の未婚率は28.3%で、50歳のときに結婚していないとほぼ生涯未婚だという。49歳はその一歩手前というわけで、「一度結婚してみるかあ」という気分になるのだろうか。実は、芸能界ではアラフィフティー初婚が続いていて、「錦鯉」の長谷川雅紀さんは53歳、「ナインティナイン」の岡村隆史さんは50歳、タレントの有吉弘行さんは46歳でそれぞれ結婚、岡村さんと有吉さんには子どももいる。芸能人はともかく、一般的に49歳の婚活成功率はどのくらいなのか。中年男性専門の婚活・恋愛コンサルタントによると、結婚相談所を通じた40代後半の男性の成婚率は5.5%。婚活しても、結婚までいくのは20人に1人強というわけで、やはり厳しいが、"成功率"を高めるポイントが2つあるという。プロポーズはどちらから?一つ目は「魅力度アップ」。ダイエットや筋トレで締まった体型作り、おしゃれなヘアスタイル、いつも明るい表情を心がける。やはり若作りは効果的というわけだ。二つ目は「高望みしない」。相手の女性に望む条件は「体型」「明るい性格」など2つに絞る。若い女性との「年の差婚」なんて、どっかの大金持ちたちの話である。小峠さんは、なれそめを「飲み会で一緒になった」と話しているが、一般的にはやはり結婚相談所の紹介で出会いというのが多い。自治体も熟年の出会いイベントを開催したり、婚活相談に応じている。活用してみる手はありそうだ。プロポーズはどちらからするか。小峠さんは「僕からです。結婚して下さ~いって」だった。(シニアエディター 関口一喜)
記事に戻る