「プライバシー保護の観点から」全国の店舗で禁じている
シュラインさんはその後の投稿で、正確にはiPhoneの拡大鏡アプリを使い、画像保存はしていないとも補足した。撮影が目的ではなく、あくまでも見る手段だとして、「視覚に障害のある私にとって、カメラは"目の代わり"なのです」「『カメラを構える=撮影』と捉えられてしまう現状が、少しでも変われば」などと理解を求めている。
先の投稿は7900件超の「いいね」を集め、弱視や老眼などで目が見えにくいユーザーからの共感が相次いだほか、「なるほど、スマホを通して見たほうが判別しやすい方もいらっしゃるんだ......」「勉強になる」「毎回○○だからって伝える事が嫌な人もいるだろうから、こちら側が理解してあげようって思うな」などと寄り添う声も広がっている。
店の現状について、ローソン広報部は18日にJ-CASTニュースの取材へ応じ、
「店内の無断撮影でトラブルになることもあり、他のお客様や従業員のプライバシー保護の観点から店内での写真・動画の撮影をご遠慮いただく旨、全国の店舗でアナウンスをしています」
と答えた。一方、バリアフリーに関しては「聴覚障がいの方に向けたレジでの『指差しシート』の設置や、障がいをお持ちの方へのお買い物のサポートの方法を店舗マニュアルに記載し店舗に周知をするなど、全てのお客様にご不自由なくお買い物をして頂ける環境つくりを目指しています」と、これまでの取り組みを紹介した。
そのうえで、「本件については視覚障がいをお持ちの方にご不便にならないよう、アナウンス内容の変更も含め今後対応を検討してまいります」としている。