14議席と躍進、法案提出できる参政党 どんな政策を展開?外国人の生活保護支給めぐって記者と応酬も

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   2025年7月20日投開票の参院選で、世論調査結果などの通り、新興の参政党が14議席と大きく勢力を伸ばし、どんな政策を打ち出すのか注目を集めている。

   台風の目とされただけに、神谷宗幣代表は開票後、テレビ各局の選挙特番に引っ張りだこだった。

  • 7月22日の会見(参政党の公式ユーチューブから)
    7月22日の会見(参政党の公式ユーチューブから)
  • 西村博之さん(2024年4月撮影)
    西村博之さん(2024年4月撮影)
  • 7月22日の会見(参政党の公式ユーチューブから)
  • 西村博之さん(2024年4月撮影)

生活保護支給は、「国籍のあるなしによって線引き」とも

   その中で、出演者らに突っ込まれたのは、選挙戦で掲げた「日本人ファースト」などの独自の主張部分だ。

   あるテレビ番組では、参政党が主張する外国人の生活保護支給停止について、基本的人権に反する外国人排除にならないかと追及された。

   これに対し、神谷代表は、「違うと思います」と明確に否定し、こう述べた。

「生活保護の趣旨というのは、国籍を持つ人たちの生活をサポートすることだと思っています」
「外国人は、だって選挙行けないでしょ、外国人の参政権認めてないでしょ、日本は。でも、日本人には参政権あるわけじゃないですか。だからそれは、国籍のあるなしによって線引きされる部分はあると思います」

   これに対し、「生存権の話をしていて、参政権の話をしていない」と出演者から指摘されると、神谷代表は、「基本的人権という意味で言ってるだけの話なので、それは国籍のあるなしで線引きされることはある」と説明した。

   こうしたやり取りがXでも取り上げられ、人権も線引きされるとも受け止められるだけに、議論を呼んだ。

   参院では、予算を伴わない法案提出には11議席が必要だ。参政党はこの議席数を上回っており、どんな法案かも関心を集めた。

   ニコニコ生放送の選挙特番では、2ちゃんねる創設者のひろゆきこと西村博之さんから「最初にどういった法案を出される予定ですか?」と聞かれ、神谷代表は、政府のコロナ対策についてだと答えた。

「本当に政府のやったことは正しかったのか、予算がかなり使われていますけど、無駄遣いはなかったかとか、そういうことを検証する。コロナ対策の見直しをするという法案ですね」

   参政党は、当初から反ワクチンの立場ではないかとされてきたが、実際に政策でも打ち出すのかとこちらも議論になっている。

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