DJ集団の「レぺゼンフォックス」(旧レペゼン地球)公式YouTubeチャンネルが2025年7月24日、グループを解任となっていた「DJふぉい」さんが同年大晦日に行う解散ライブに出演することを報告した。
同グループをめぐっては、5人のメンバーがそれぞれ脱退・解任し、グループの名前のみが残っている状況となっていた。
24年12月末にメンバー0人→25年6月に解散ライブ発表
レペゼンフォックスをめぐっては、23年12月にリーダーだったDJ社長さんが「失踪」。残る4人で活動を続けていたものの、3月にGINTAさんが、5月にDJまるさんが相次いで脱退した。
その後、DJ社長さんは6月に活動を再開するも、8月に脱退を発表。11月にはDJふぉいさんが、1人残ったDJ脇さんも24年12月末に「解任」となり、メンバーは0人となっていた。
メンバーが0人となってから約半年間にわたって動きがなかったものの、25年6月1日、公式Xアカウントが稼働。DJ社長こと、事務所代表・木元駿之介名義で解散を報告した。
解散に伴い、25年の大晦日の昼にみずほPayPayドーム福岡(福岡市中央区)で解散ライブを、同日夜にZepp Fukuoka(同)で「カウントダウンライブ」を実施するといい、これが「Repezen Foxxとしての最後のステージ」となると明かしていた。
「♪ファン達切望 5人のゲスト」
グループ名のみが残っている状況だけに、出演メンバーについては明らかにしていなかったが、7月24日に公式YouTubeチャンネルが更新された。
公開されたMVでは、「ぺろぺろぺーろ ぺろぺろぺーろペーろ」と軽快なリズムに乗せ、「ふぉいさんどうか出てください」と、坊主頭のDJ社長さんがDJふぉいさんの革靴に塩をかけてひと舐め。
DJふぉいさんが「どうしよう」とすると、DJ社長さんは「ふぉいさん ふぉいさん マジで出てください」と地面がひび割れるほどの勢いで土下座。「ふぉい様ぁ、そこをなんとかぁぁぁ!」と宙に飛び立った。
月に激突したDJ社長さんは「交渉してから開催? それとも開催するから交渉?」とし、「え? 悪いの俺? よし、分わかった。じゃあスポンサー金4000万でどう?」とアタッシュケースいっぱいの札束を映した。
DJふぉいさんは、「From 何も知らない男 鬼誘われ白旗最後だぞ 靴ペロされたし向かうぜドーム」とライブへの出演を歌に乗せて宣言した。
「松本ゲスト 木元もゲスト メンバー現状0人ですと? ファン達切望 5人のゲスト」と残りのメンバーの参加についても期待を歌った。
「社長が靴まで舐めてくれて、お金も払うと」
DJふぉいさんは同日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、解散ライブへの参加をめぐる経緯を語った。
DJ社長とは長らく連絡が取れなかったが、ある時「『ドーム取っちゃった』みたいな、『来てくれるかな』みたいなお手紙が来た」という。DJふぉいさんは当初、「大晦日やし色々あったし、そもそも社長が来るか分からんしとか。俺のファンの子たちは、振り回されてるふぉい見たくないとか」と一度は断った。
しかし、「めっちゃ連絡きまして、もう『会いに行く』みたいな。『最後に俺の思い聞いてほしい』と言われまして、そこまで言うなら会いますと」と実際に顔を合わせた。
すでに作られていたPVを見せられたDJふぉいさんは、靴を舐めるDJ社長の姿を見て「ちょっと面白いなと思ってしまいました」。
スポンサーとして提示された4000万円も本当だったといい、eスポーツ事業の代表を務めるDJふぉいさんにとって、こうした条件も魅力的だったとした。
「社長が靴まで舐めてくれて、お金も払うと。めっちゃチームとしてプラスなんじゃないかと。これで選手の給料とかが払えたりとか、よりなんかこうNOEZっぽいことできるんじゃないの? って言われて」
これまでeスポーツ大会やイベント等で顔を合わせたファンからは、大晦日のライブへの期待の声をかけられることもあったため、参加を決めたとした。
SNSでは、「またしても何も知らない松本絃歩じゃなくて安心」「ふぉいさん来るのか!!!楽しみな反面、ツンデレというべきか」など、冗談混じりに喜ぶファンのコメントが寄せられている。