福岡市の高島宗一郎市長が2025年7月25日、インスタグラムでヘヴィメタルバンド「聖飢魔II」のコピーバンド活動をしていた高校時代の動画を公開し、ネットの注目を集めている。「もう30年以上前。袖をまくったTシャツ、真剣すぎる表情......」高島氏は、演奏中の動画を添え「高校時代に聖飢魔IIのコピーバンドをしていた時の映像を探し出しました。もう30年以上前。袖をまくったTシャツ、真剣すぎる表情、そしてまだあどけなさの残る自分に思わず苦笑い。そして何故かTシャツはMEGADETH笑」とつづった。髪を振り乱し、全身を使ってドラムを叩いている少年が高島氏だ。「30年以上前」の懐かしい動画を公開したのは、聖飢魔IIからのとあるはからいがきっかけだった。高島氏は7月19日、福岡市の福岡サンパレスホテル&ホールで行われた聖飢魔IIの「地球デビュー40周年期間限定再集結大黒ミサツアー『THEENDOFSEASONONE』」に一般客として参戦。「2階席から一信者(ファン)として参拝券を購入して大人しく参拝していた」ところ、「アンコールの拍手中、突然スタッフの方から『デーモン閣下がお呼びです』と声をかけられ、意味不明ながらステージ袖へ」という。「ドラム演奏をリハなし、予定調和ゼロで突然促されるという悪魔の所業!」高島市長は、九州朝日放送(KBC)でアナウンサーとして活躍し、『アサデス。』メインキャスターや『ワールドプロレスリング』の実況などを務めた経歴を持つ。「デーモン閣下とは直接お会いしたことはありませんが、かつてワイドショーで私が福岡から中継で出ていた時に東京のスタジオにいる閣下に『いつもミサにも参加してますし、コピーバンドしてたこともあります』と話したことがあった」という。こうした背景から、高島氏は「悪魔の餌食として閣下からイジられるのかな」と想像していたという。「ステージに呼び込まれた後のデーモン閣下との会話の中で『昔コピーしてたって?』と聞かれ、いくつか曲名を答えていると--『では、やっていただきましょう』とまさかのドラム演奏をリハなし、予定調和ゼロで突然促されるという悪魔の所業!」「打ち合わせ無しのぶっつけ本番ってすごい」予期せぬ展開に、「スタッフから呼ばれた瞬間から登壇してのトークは想像はしていた」としつつも、ドラム演奏を求められるとは予想もできず大混乱。「曲を『早く決めろ』と言われても頭が真っ白になってそれぞれの曲のイントロすら思い出せない」。「結果『STAINLESSNIGHT』になり、震える手でスティックを握りしめました」とした。演奏中は「いざ始まると、もちろん感動する余裕なんてなく、ひたすら走らないようにリズムをキープするのに精一杯」だったというが、それでも高校時代の高島氏が憧れてやまなかった光景を目にすることができたという。「ふと顔を上げるとライブや映像で30年以上見ているあの本物の構成員(メンバー)たちが、自分のドラムに合わせて演奏してくださっている。ゼノン石川和尚とリズムを合わせている。ジェイル代官やルーク篁参謀がギターを弾いている。あの瞬間と景色は本当に...一生忘れられない夢のような時間でした」SNSでは、「福岡市長もすげえしまさに悪魔の所業をやってのけた聖飢魔IIそしてデーモン閣下がすげえwww」「高島福岡市長、ほんとにガチの信者さんだったのね?ドラム演奏も打ち合わせ無しのぶっつけ本番ってすごい」など、盛り上がる声が相次いでいる。
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