「リングは決して嘘をつかない」
元2団体統一王者のアフマダリエフを「最強挑戦者」と評するメディアもあり、井上はアフマダリエフ戦について会見で「判定決着でもいい」とKO宣言を封じ込めたという。
これまでアフマダリエフは、井上を挑発し続け、必死に対戦をアピールしてきた。打倒・井上に向け、揺るぎない自信を持っているようで、「ボクシングシーン」の取材に対して、次のように語ったという。
「ボクシング界にモンスターはいない。私は自分をモンスターだとは決して思わない。井上尚弥はモンスターだとは思わない。私たちは皆人間であり、皆、パフォーマンスをするためにここにいるアスリートだ。リングに上がれば誰が勝者で、誰がウズベキスタンの実力者かがわかる。リングは決して嘘をつかない」
また、今回はアウェーでの戦いを強いられるが、この点においても自信をみせた。
「プロとしてのキャリアを振り返ってみると、国内で試合をしたのはたった一度だけだ。メキシコ、ニューヨーク、プエルトリコ、中国と渡り歩き、アメリカで多くのアメリカ人ファイターと戦ってきた。私にとって、遠征は大した問題じゃない。偉大なファイターはそういうことをする。チャンピオンのホームに赴き、チャンピオンの座を奪うんだ」
「モンスター」を相手に元2団体統一王者の意地を見せるか。それとも、これまでの挑戦者同様に「モンスター」の餌食になるのか。注目の試合は9月14日にゴングが鳴る。