「改革への道はまだ本当に始まったばかりであるということ」
当初の「辞任期限」としていた31日夜、田久保氏は記者会見を開いた。
「私の心の弱さが招いてしまった混乱や不信に対しましては、本当に人に私の不得の致すところでありまして。市民の皆様には、何度お詫びを申し上げてもまだまだお詫びはしきれない」と反省の弁を述べた。
一方で、「伊東の町を歩いておりまして、その路上で、それからお店の中で、市役所の中で......いろんな場所で偶然出会う市民の皆様の方々から声かけられた言葉ですね。メールで毎日のように送られてくるメッセージ。もちろん厳しいお声が多いのはそうなんですけれども、『頑張ってほしい、負けないで欲しい、最後までやり遂げろ』と。そういった言葉の数々が多く含まれておりました」として、市民からの応援の声を強調。
こうした声を受け、「この町に長く続いた構図ですね。改革すべき事柄、それから実に多く山積する問題。その改革への道はまだ本当に始まったばかりであるということ。そのような大切なことを改めて、市民の皆様の声で強く思い出させていただきました」と述べ、続投の意思を明らかにした。