韓国メディア「MHN」(ウェブ版)が2025年8月1日、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する韓国出身キム・ヘソン内野手(26)の特集記事を公開し、新たなライバル出現に危機感を募らせた。
「フリーランドが強烈な大リーグデビュー戦を飾った」
キムは左肩を負傷し、7月30日に負傷者リスト入り。キムの代わりに、若手有望株のアレックス・フリーランド内野手(23)が大リーグに昇格した。
フリーランドは31日のシンシナティ・レッズ戦に「9番・サード」でスタメン出場し、3回の大リーグ初打席は、ファーストライナーに倒れた。
第2打席目は、レフト前ヒットを放ち、記念すべき大リーグ初ヒットとなった。第3打席は四球で歩かされ、9回の第4打席は死球で出塁した。
大リーグデビュー戦は、四死球を含む2打数1安打を記録。チームは2-5でレッズに敗れたが、3度出塁したフリーランドは存在感を示した。
フリーランドの活躍に対し、「MHN」は「『キム・ヘソン、緊張せよ!』代替フリーランド、大リーグデビュー戦で安打と四死球で『マルチ出塁』を達成!」とのタイトルで記事を展開した。
記事では、「肩の怪我でチームを離脱したキム・ヘソンのポジションを埋めるため昇格したアレックス・フリーランドが、強烈な大リーグデビュー戦を飾った」と書き出し、次のように続けた。
「フリーランドはスーパー・ユーティリティプレイヤー」
「ドジャースは、元ショートのフリーランドを当面はサードとして起用する見込みだ。しかし、彼はショートだけでなく、セカンド、サード、さらには外野まで経験がある。そのため、『スーパー・ユーティリティプレイヤー』として活用価値の高い選手と評価されている。さらに、スイッチヒッターである点も長所として挙げられている」
そして、「デビュー戦を見事に飾ったフリーランドが、果たしてキム・ヘソンのポジションを脅かすことができるか注目される」とし、キムの大リーグデビューの経緯を振り返りながら今後の展望に言及した。
「キム・ヘソンもチームメイトのトミー・エドマンの負傷により大リーグデビューした。キム・ヘソンは、限られた時間の中で自身の能力を成績でアピールし、ロースターの座を射止めた。そのため、フリーランドも同様の過程を経るかどうかが興味深い」
フリーランドは、22年ドラフト3巡目(全体105位)でドジャースに入団。今シーズンは3Aでプレーし、93試合に出場して打率.253、12本塁打、71打点を記録した。