AI連携の省電力モードを使えば
iPhone 16eが25年2月に発表された時、テクノロジージャーナリストたちはそのバッテリー持続時間を絶賛した。iPhone 16eのビデオ再生時間は、iPhone SE3のそれよりも最大11時間長い。それまでのSEユーザーがはっきり体感できるほどのスタミナアップが施されていた。
だが、仮にiPhone 17 Airのビデオ再生時間がiPhone SE3と同程度に留まったとしたら、それとは逆の現象が起きるに違いない。「これしか電池が持たないのか!?」という、ネガティブな印象をユーザーに与えてしまう。
だが、9月に正式リリースが予定されているiOS 26の「Adaptive Power」という機能は、解消の手立てとなるかもしれない。この機能は「どの部分の電力を削減すればいいのか」をAIが判断するというものだ。
これを使えば、iPhone 17 Airのバッテリー容量の少なさを大きく補える可能性もある。そもそも、このAdaptive Power自体が、iPhone 17 Airのために開発された機能と見る向きがあるほど。
いずれにせよ、薄型を目指したiPhone 17 Airのバッテリー持続時間は「アキレス腱」になるかもしれない。
(澤田真一)