大谷翔平に苦言のロバーツ監督は「素晴らしい」 識者が称賛する理由...走塁ミスに「いい野球とは言えない」

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大谷選手は「1000%いけるという確信」、「絶対にアウトになってはいけない場面」

    大久保氏は、大谷の走塁について「走れるかどうかの判断はできていた。ツーアウトの場面で、イチかバチかで走ることはない。1000%いけるという確信があった」と分析し、こう続けた。

    「走ったがアウトになってしまった。『1000%セーフになる』と確信をもって行ったのにアウトになったということは、大間違いだったという結論になる。あの場面は、10000%、無限大にセーフにならなければいけない。絶対にアウトになってはいけない場面。大谷選手も分かっている」

    そして、大久保氏は監督を務めた経験から、選手の走塁ミスについて「なかなか苦言を呈することはできない」とする一方で、ドジャースには監督と選手の間に「信頼関係がある」と指摘した。

    「あそこでロバーツ監督は、大谷選手のプレーに苦言を呈した。これは、チームに対して『あの場面は絶対にセーフになりなさいよ』ということ。弱いチームだと何が起こるか。『俺はもう行かないよ(盗塁しない)』となる。強いチームは違う。『次はセーフになるための盗塁をするんだ』というふうになる」

    さらに、「苦言を呈すことができるロバーツ監督も素晴らしい」と称賛し、「それに対して、どの選手からも『ロバーツ監督があんなことを言った』というコメントが出てこない。言っている様子もない。不協和音が出ない。そして苦言を言える。これがスーパーメジャーなチーム」と評価した。

    チームは12日(日本時間)に敵地エンゼル・スタジアムでロサンゼルス・エンゼルスと対戦。8回に大谷の42号ソロ本塁打が飛び出すも、4-7で敗れた。

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