持ち帰り弁当チェーン「ほっかほっか亭」公式Xが2025年8月13日、同チェーンをめぐる世間の声に悲しみをつづった。「ほっかほっか亭ってまだあるんだ!!!」に困惑ほっかほっか亭は13日、一般ユーザーによる「ほっかほっか亭ってまだあるんだ!!!」との投稿を引用し、「まだ・・・?」と投稿。瞳を潤ませた絵文字を添え、悲しみを示した。その後の投稿では、「【お願い】街の台所ほっかほっか亭がある場所を教えてください...」と呼びかけ、ほっかほっか亭の誕生のきっかけを紹介した。「昭和51年。当時、お店で販売されていたお弁当は、冷めているのが当たり前。電子レンジはそれほど普及しておらず、誰もが冷たいお弁当を食べている時代。もちろん、ほっかほっか亭の創業者もその1人でした」「真冬のある日、発泡スチロールのケースの中で保管されていたお弁当を買った時 ほんのりあたたかかったことに、喜びとうれしさを感じました。この感動をできるだけ多くの方へ届けたい─。その思いが、『ほっかほっか亭』誕生のきっかけとなったのです」昭和51年(1976年)の第1号店誕生から49年、「みなさんもご存知の通り、ほっかほっか亭は色々なことがありました」ともした。「もしかしたら街の風景に馴染み過ぎているだけかもしれません、、」ほっかほっか亭をめぐっては、99年にダイエーの経営危機に伴いフランチャイズ契約を結んでいた企業との商標使用に関する問題が浮上。両者の関係は悪化し、フランチャイズ企業は08年に離脱して「ほっともっと」を立ち上げた。両者の対立は、14年まで裁判が続く事態となっていた。公式はこうした背景に触れつつ、「それでもほっかほっか亭は『Hot-常にあたたかいお弁当』『Heart-心をこめて』『Honesty-まじめに』の3H(スリーエイチ)の信念でいつも初心を忘れることなく、まじめな気持ちで、作りたてのあたたかいお弁当を、まごころ込めてお届けしてきました」と強調。その上で、「『ほっかほっか亭を街で見たことがない』という投稿をSNS上で多く見かけます...」とし、「北は青森から南は鹿児島までおよそ700店舗を展開」していると説明した。「店がないはずがないんです、、探せばきっとあります。街の台所としてあたたかいおいしいお弁当を作っているので、もしかしたら街の風景に馴染み過ぎているだけかもしれません、、」ユーザーに向け、「街中でほっかほっか亭を見つけたらX上で外観のお写真とともに場所を教えていただけませんか? 少しでも多くのお客様にできたてのあたたかいお弁当を食べていただきたいんです」と呼びかけている。投稿には、「兵庫県、たっくさんあります」「鹿児島県は今もほっかほっか亭が強いですよ!」などとする報告が寄せられた。一方、「近鉄奈良付近にも欲しいです 個人のお弁当屋さんもあるんですが、、(おいしいんですが) やっぱりあの味が、、、恋しいです」「ほか弁食べたいのに不便な所しかほんとに無いのが、悩みです」など、「ほっかほっか亭」出店を望むユーザーからの声も少なくない。
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