元自民党幹事長の石原伸晃氏が2025年8月14日、SNSで話題を集めている「親の七光り」をめぐる話題に言及した。
岸谷蘭丸「何をしたら七光りじゃなくなるんだろうか?」
発端となったのは、立憲民主党の米山隆一衆院議員によるX投稿だった。
俳優の岸谷五朗さんと元「プリンセス・プリンセス」の岸谷香さんの長男で、インフルエンサー・実業家の岸谷蘭丸さんと、同党の中谷一馬衆院議員と対談を行った動画について、米山氏は「執行部の一員がこのような発信の片棒を担がれることに心底失望」「親の七光りと特異な経歴で注目を浴び、それを自分の実力と勘違いして......」などと批判した。投稿は、14日までに削除されている。
これに対し、岸谷さんは「僕のことを親の七光りだとか勘違いだとかで切り捨てるのは良いんですけど、結局そういう所が支持を伸ばせない原因じゃないですかね? まあ一生団塊世代とイチャイチャして紙の保険証頑張って守ってください」と怒りの反論を行った。
その後の投稿では、「親の七光り、って何なんですかね?」とした岸谷さん。
「極力親と被らない教育事業や社会系で頑張ってるつもり」とし、「極論、全ての能力は親に与えられた教育環境の賜物だし、何をしたら七光りじゃなくなるんだろうか? 会社が上場でもすればいいんだろうか? 苦しいです」と素直な胸中を明かしていた。
「石原家の二十一光り などと書かれていることも」
石原氏は21年10月の衆院選で落選し、23年6月の衆院選へは不出馬を表明。当時は政界引退については否定していたが、25年6月に夏の参院選に出馬せず、政界を引退する考えを明かしていた。 現在は積極的にSNSでの発信に取り組んでいるほか、メディアでのコメンテーターとしても活動している。
こうした中、石原氏は岸谷さんの投稿を引用し、「私も68歳になった今でも『親の七光り』でああだこうだ、と心無い言葉を日々浴びせられています」と自身の経験を明かした。
元東京都知事の石原慎太郎氏を父に持ち、叔父は俳優の石原裕次郎さん、弟は俳優で気象予報士の石原良純さんという「石原ファミリー」に育った伸晃氏は、「七光り」にとどまらない批判を受けることもあるという。
「ひどい時には、 親(慎太郎)の七光り × 叔父(裕次郎)の七光り × 弟(良純)の七光り=石原家の二十一光り などと書かれていることもあります(笑)」
石原氏は「悩むことはありませんが、同じような苦しみを抱えている方は数多くいらっしゃると思いますので、機会がありましたら、このテーマでぜひ蘭丸さんと対談させて頂きたいです」とつづった。
SNSでは、「石原家は伸晃氏含めて光りすぎて眩しい...」「石原伸晃さんは、いつも飄々としていたので...そんなこと思ってたなんて...本人しかわからないですよね」などとする声が寄せられている。
私も68歳になった今でも「親の七光り」でああだこうだ、と心無い言葉を日々浴びせられています。
— 石原伸晃(のぶてる) (@IshiharaNobu) August 14, 2025
ひどい時には、
親(慎太郎)の七光り
×
叔父(裕次郎)の七光り
×
弟(良純)の七光り
=石原家の二十一光り
などと書かれていることもあります(笑)… https://t.co/Jm9mkjtiGw pic.twitter.com/KqESCQX2v3