楽天、逆転CS進出へ射程圏内 気になるのは頻繁に変わる監督問題...三木肇監督の去就はどうか

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   チーム力が確実に上がっている。楽天が2025年8月19日のロッテ戦(ZOZOマリン)で4-3と逆転勝利を飾り、3位のオリックスが敗れたため2ゲーム差に接近した。

  • 楽天、逆転CS進出へ射程圏内(写真はイメージ)
    楽天、逆転CS進出へ射程圏内(写真はイメージ)
  • 浅村栄斗選手(写真:AP/アフロ)
    浅村栄斗選手(写真:AP/アフロ)
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  • 浅村栄斗選手(写真:AP/アフロ)

徹底した競争主義で若手のモチベーションが高い

   最下位・ロッテ相手に粘り強さを見せた。1点差を追いかける9回2死三塁から辰己涼介の左前適時打で同点に追いつくと、延長10回に代打・渡邊佳明が1死満塁の好機で左犠飛を放って勝ち越し。7人の継投策で4回以降は無失点に抑えて逃げ切った。

   一時は借金が今季ワーストの7にふくらんだが、1まで減らした。結果を出さなければ、主力を特別扱いしない。

   今季通算2000安打を達成した浅村栄斗、昨年全143試合に出場して32盗塁とリードオフマンとして活躍した小郷裕哉、攻守の要である辰己が打撃不振に苦しむと、三木肇監督はファーム降格を決断した。

   徹底した競争主義で若手のモチベーションが高い。村林一輝がリードトップの打率.311をマークし、中島大輔、黒川史陽、宗山塁が躍動している。

今江敏晃前監督は契約途中での解任

   今週末にはオリックスを本拠地・楽天モバイルで迎え撃つ。逆転でのCS進出が見えてきたが、気になるのは三木監督の去就だ。

   楽天は19年以降に監督が頻繁に代わっている。

   1監督就任1年目の19年に3位に進出した平石洋介元監督は1年限りで退任。翌20年も三木肇監督が4位に終わると、21年から石井一久元監督(現・楽天GM)が3年間つとめ、昨年(24年)に2年契約で就任した今江敏晃前監督は交流戦で球団初の優勝を飾ったが、4位に終わると契約途中で電撃解任となった。

「2度目の監督就任となった三木監督の下で、若手が力をつけている。また監督交代となればチーム作りがリセットされています。来年も契約延長して完成度を高めるべきです」(スポーツ紙デスク)

   楽天は昨年もCS争いを繰り広げていたが、9月下旬から8連敗と失速した。今季はCS進出して杜の都を熱くさせられるか。

(中町顕吾)

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