【女子バレー】国際舞台で低迷する韓国、地元メディア「課題」指摘...4年ぶり日韓戦勝利も露骨「地元判定」に批判続出

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    韓国メディア「ニュース1」(ウェブ版)が2025年8月17日、女子バレーバール韓国代表の特集記事を組み、「国際舞台での競争力が弱まっている」と指摘した。

  • 韓国招待の日韓戦(SBSスポーツチャンネルより)
    韓国招待の日韓戦(SBSスポーツチャンネルより)
  • 韓国招待の日韓戦(SBSスポーツチャンネルより)

VNLは予選ラウンド1勝11敗で最下位

    韓国代表は、ここ最近、国際試合において低迷が続いている。

    6月4日に開幕したバレーボールネーションズリーグ(VNL)女子大会では、予選ラウンド1勝11敗で決勝ラウンドに進出できなかった。1勝11敗はタイと並ぶ成績だったが、セット率、得点率で下回り、最下位となる18位に終わった。

    地元開催となった韓国招待試合(8月12日開幕)でも低調だった。

    同大会は、開催国の韓国、アルゼンチン、チェコ、フランス、日本、スウェーデンの6チームが参加。1回総当たり戦で行われ、韓国は1勝4敗で大会を終えた。

    韓国唯一の白星となった日本戦は、審判の判定をめぐり国内で波紋が広がった。

    試合は、韓国が日本に3-2で勝利した。21年7月の東京五輪予選以来となる約4年ぶりとなる日本戦勝利だったが、試合後、地元メディアやファンから批判が殺到する騒ぎとなった。

    複数の地元メディアによると、オーバーネット、タッチネット、タッチアウト、ライン判定など韓国に有利な判定だけが下され、放送ではリプレイすら見られなかった。これらの不可解判定に日本は猛抗議をしたが、今大会にはビデオ判定やチャレンジシステムが導入されていなかったため、判定は覆らなかったという。

「私たちがすべきことは明白だ」

    地元スポーツメディア「スポーツ春秋」(ウェブ版)は、「『日本に対して申し訳ない』『こんな方法で勝ったことを喜ぶファンがいるだろうか』女子バレーボールの露骨な『地元判定』問題に批判が殺到」とのタイトルで記事を公開した。

    このような状況の中、「ニュース1」は韓国招待試合を振り返り、「韓国招待試合がもたらした課題」とのタイトルで、韓国代表チームの現状を分析した。

    同メディアは、韓国バレーボール協会が今回の韓国招待試合を開催した意義について、次のように説明した。

    「今回の大会は、今年バレーボールネーションズリーグで1勝11敗に終わった女子バレーボールが、世界的な強豪と対戦する機会が大幅に減ったため、そのギャップを埋めるために用意した舞台だ。国際バレーボール連盟(FIVB)のトップランカーにランクインしているアルゼンチン、フランス、スウェーデン、チェコ、日本を招待した」

    そして、こう続けた。

    「国際舞台での競争力が低下し、バレーボールネーションズリーグ出場権をいつ再び獲得できるかも不確実な現在、世界バレーボールと継続的に連携し、流れを追いかけるためには、私たちがすべきことは明白だ。韓国招待試合のようなホームで開催される国際大会を、より攻撃的かつ積極的に活用すべきだ」

    韓国と対照的に、日本は現在、世界ランキング5位につけ、国際舞台での活躍が目立つ。韓国は世界ランキング39位と低迷している。

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