複数の韓国メディアが2025年8月24日、プロ野球DeNAトレバー・バウアー投手(34)の「バット蹴り飛ばし」を報じ、冷ややかな反応を示した。バウアーの出身地の米国でも批判がDeNAは8月21日にホーム横浜スタジアムで広島と対戦した。DeNAはバウアー、広島は髙太一投手(24)が先発のマウンドに上がった。問題のシーンは、DeNA2点ビハインドの5回に起きた。広島の攻撃は、1番・中村奨成外野手(26)から始まった。バウアーは中村、2番サンドロ・ファビアン外野手(27)ともにショートゴロに打ち取ると、3番・小園海斗(25)はライトフライに仕留めた。スリーアウトチェンジになり、バウアーは1塁側ベンチに下がった。その際、グラウンドに落ちていた小園のバットを右足で蹴り飛ばした。この動画がインターネットで拡散され、日本の野球ファンから批判の声が上がった。批判の声は、国内にとどまらずバウアーの出身地の米国にも広がった。複数の米メディアが、バウアーの「バット蹴り飛ばし」騒動を批判的に報じた。野球人気の高い韓国でも、複数のメディアによって「バット蹴り飛ばし」騒動が報じられた。バウアーは大リーグ時代、その年に最も活躍した投手に与えられるサイ・ヤング賞を受賞した経歴を持つことから、韓国での注目度は非常に高い。「試合中、相手打者のバットを足で蹴る無礼な行動」スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)は、「大リーグから追放のバウアー、日本でも問題を起こした...『感情を抑えなければならない』と痛烈批判」などのタイトルで記事を公開した。記事では「元々感情をよく表わす選手だが...トレバー・バウアーが再び議論に包まれた」とし、日本の元プロ野球選手で野球解説者らが、バウアーの「バット蹴り飛ばし」を批判的に論じたことを伝えた。「SPOTV」(ウェブ版)は、「トレバー・バウアーがまたもや奇行を起こした。試合中、相手打者のバットを足で蹴る無礼な行動で、周囲の眉をひそめさせた。さらにシーズン10敗まで。実力とマナーの両面で完敗した試合だった」と報じた。バウアーは、大リーグのシンシナティ・レッズ、ロサンゼルス・ドジャースなどを経て、23年にDeNAに移籍した。来日1年目は、19試合に先発して10勝4敗、防御率2.76を記録した。23年オフにDeNAを退団し、大リーグ復帰を目指すも夢かなわず。24年シーズンはメキシカンリーグでプレーし、25年にDeNAに復帰した。スポーツ紙の報道によると、単年9億円規模の契約だという。
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