2025年8月26日の阪神戦(横浜)で9回に2点のリードを守り切れず、逆転負けを喫したDeNA。借金が5にふくらみ、4位の広島が2ゲーム差に接近してきた。
CS進出が楽観視できない中、話題になっているのが藤浪晋太郎だ。
日本球界復帰の初戦は対中日...スタメン9人が左打者
3年ぶりに日本球界に復帰し、8月17日の中日戦(バンテリン)では5回5安打1失点。救援陣が打ち込まれて復帰初戦で白星スタートは飾れなかったが、課題の制球力も1四球と自滅することはなかった。
次回登板が注目されたが、4日後の21日に登録抹消に。スポーツ紙記者が振り返る。
「故障かと思われたのですが、三浦監督は『先発ローテーションの関係』と報道陣に説明しました。ただ、それなら登板翌日に抹消するケースが多いんですよね。登録抹消されたことで巨人、阪神戦の登板がなくなりました。最短での復帰登板が31日の中日戦です。前回の対戦時は右打者への死球のリスクを考慮し、細川成也ら右打者を外してスタメンの9人全員左打者を並べました。もし、再び中日戦に登板となれば、井上一樹監督がどのようなオーダーを組むか注目されます」
登録抹消で巨人、阪神戦を避けたのか
DeNAに3.5ゲーム差で追いかける中日はリーグワーストタイの309得点。主砲の細川がスタメンを外れるようだと、打線の破壊力が半減する。
一方で、スタメン出場して万が一死球を受けた場合は故障で離脱や、打撃のバランスが崩れる危険性がある。前出のスポーツ紙記者は
「中日が2度目の対戦となれば、『なぜウチばかり...』という思いはあるでしょう。ただ、DeNAからするとルール違反をしているわけではなく、藤浪の登録抹消が巨人、阪神戦を避けると指摘されるのは心外でしょう」
と語る。
9月以降は広島、ヤクルトと対戦する。阪神がリーグ優勝に向けて首位を快走する中、CS進出を巡る争いはし烈だ。藤浪の次回登板はいつになるか。1つも負けられない試合が続く中、各球団がどのようなオーダーで臨むか気になるところだ。
(中町顕吾)