ホリエモン、ネトフリのWBC独占配信に私見 地上波放送は「サブスクに勝てる要素はもうなくなってきた」

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   ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏が2025年8月26日、公式YouTubeチャンネルに公開した動画で、米動画配信大手「ネットフリックス」が26年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本独占放映権を獲得したことについて私見を述べた。

  • 堀江貴文氏(2019年撮影)
    堀江貴文氏(2019年撮影)
  • 堀江貴文さんのYouTubeチャンネルより
    堀江貴文さんのYouTubeチャンネルより
  • 堀江貴文氏(2019年撮影)
  • 堀江貴文さんのYouTubeチャンネルより

地上波放送される見込みがなく波紋呼ぶ

   同社の発表によると、WBC全47試合を独占生配信し、オンデマンド視聴にも対応するという。WBCは過去5大会すべてで地上波放送があり、23年に開催された第5回大会はテレビの地上波と「プライムビデオ」のネット配信で中継。しかし、第6回大会はネットフリックスの独占契約により、地上波放送される見込みがないことから波紋を呼んでいる。

   「Netflixが2026年のWBCを独占生配信する件について解説します」と題した動画で堀江さんは、WBCの独占契約をめぐって「おそらくDAZNは競り負けたんではないかと思います」といい、「DAZNが競り負けるぐらいの額をネットフリックスが提示をしてきて、ネットフリックスが買って独占配信ということになりました」と推測した。また、ネットフリックスがライブ配信システムにこれまで力を入れていなかったことを踏まえ、今回のWBCを機に「これからスポーツ系にもかなり進出していきたいと思っているのでは」と予想した。

   また、地上波のテレビ局が「広告一本足打法」で「(広告主は)1回こっきりの放送のスポンサー料以上のお金を払うことができない」とした上で、大人数がネットで同時接続しても対応できるインフラが整いつつある今、「(地上波放送が)サブスクに勝てる要素はもうなくなってきた」と語った。

「そもそもテレビの契約がない人も増えてきた」

   さらに堀江さんは、「『ネットフリックスに払うお金がない人がいる』とかなんとか言ってますけれども」と続け、月額890円のネットフリックスの広告つきスタンダードプランと、格安スマホを契約すれば「2000~3000円くらいで(WBCが)見られるわけですよね。WBCが終わって解約してもいいわけですから」と主張。「そう考えると、生活保護者でも別に見ようと思えば見れる」と話していた。

   そのうえ、会社のオフィスや移動中などでWBCを見ることもモバイルブロードバンドであれば可能になる反面、「テレビの電波が入らないところもたくさんあるし。そもそもテレビの契約がない人も結構増えてきた」と堀江さん。そして、WBCのような大型スポーツイベントは今後、ネットのサブスクリプションサービスで独占配信され「地上波テレビ局には放映権が下ろされない未来が見えてきたのではないかと思います」とみる。

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