アメ車の輸入このままでは増えない 日本向けに車種絞り込み仕様改める...メーカーがやるべきこと

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人気アメ車の代表格はシボレーコルベット

   日本でアメ車の人気がさえないのは事実だ。かつてビッグ3と呼ばれた米国メーカーのうち、フォードは2016年に日本から撤退した。

   ゼネラル・モーターズ(GM)は今も日本で健在だが、シボレー、キャデラック、GMC、ビュイックの4ブランドのうち、日本への正規輸入はキャデラックとシボレーだけだ。

   かつてGMにはオールズモビル、ポンティアック、サターンといった多様なブランドが存在したが、2009年の経営破綻後の合理化などで消滅した。

   その意味で、日本への正規輸入で購入できるアメ車はGMのキャデラックとシボレー、ステランティス(旧クライスラー)のジープのほか、テスラに限られる。在京の米国商工会議所の自動車部会に加盟するメーカーもGMとステランティス、テスラの3社だ。

   このうち、日本で人気のアメ車の代表格は、GMのスポーツカー「シボレーコルベット」だろう。8代目となる現行モデルは標準仕様で6.2リッターV型8気筒エンジン、502馬力のモンスターマシンだ。

   コルベットは8代目で初のミッドシップエンジンとなったが、標準モデルはOHVのままだ。高性能モデルはDOHCだが、昔ながらのOHVエンジンを残している。これはコルベットのヘリテージ(伝統)ということらしい。

   コルベットをドライブすると、大排気量V8エンジンに魅了される。その猛獣のようなエンジンサウンドと、巨大なトルクにものを言わせた猛烈な加速はアメ車ならではだ。

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