阪神優勝のセ・リーグ、2位と3位は「借金」の可能性 それでもクライマックスシリーズやる意味あるの?

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貯金わずか2で「日本一」が、CSの議論を沸騰させた

   ただし、今年の場合は負け越しチームが2チーム出る可能性がある点が問題である。そのぶん、負け越しチームが日本一になる単純確率が上がるからだ。

   とはいえ現行のCS制度では、シーズン2位(ホーム)と3位で2勝したチームが勝ち上がり、1位(ホーム)と対戦して4勝したチームが日本シリーズに出場する。ただし1位には1勝のアドバンテージがあるため、「下剋上」は起こりづらい。

   CS制度以降、2位以下のチームがクライマックスシリーズを勝ち上がったのは7回しかない。

2007年=セ:中日ドラゴンズ(2位)※
2010年=パ:千葉ロッテマリーンズ(3位)※
2014年=セ:阪神タイガース(2位)
2017年=セ:横浜DeNAベイスターズ(3位)
2018年=パ:福岡ソフトバンクホークス(2位)※
2019年=パ:福岡ソフトバンクホークス(2位)※
2024年=セ:横浜DeNAベイスターズ(3位)※

   このうち5チーム(※印)が日本シリーズを制している(ちなみに、2005年のパ・リーグプレーオフを勝った2位の千葉ロッテも日本シリーズで優勝)。

   さらに、昨年のDeNAはシーズン71勝69敗3分、勝率.507で「史上最低勝率での日本一」という記録を打ち立てた。「レギュラーシーズンの意味はどうなるのか」という議論が、再び沸騰しつつあったのだ。

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