石破茂首相の辞任表明を受けて、2025年9月8日の報道・情報ワイドの各番組は、「辞任決断の舞台裏」とか「次の総裁は誰になるのか」という話題に多くの時間を割いたが、ちょっと別の視点から、すったもんだの末にこんな結末でいいのかと疑問を呈したのは、かつては自民党議員も経験した杉村太蔵氏(政治評論家)だ。
「どんな人でも1年じゃなかなか仕事できない」
「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ・日本テレビ系)に出演した杉村氏は、「どんな人でも1年じゃなかなか仕事できないですよ。最低3年やって......。そういう政治を作ってほしいなというのが僕の考えです」と、釈然としない様子でコメントした。石破首相はいま辞任すべきではないというのだ。
これに対して、ゲストの田崎史郎氏(政治評論家)が「自民党という会社の中で、何か大きな損失が生じた。その時に社長が何も責任を取らなかったら、社員はやる気がなくなるわけですよ」と反論すると、「辞めろっていう政治が、僕は間違っていると思います」と納得しない。