議会の解散を報告した静岡県伊東市の田久保真紀市長が2025年9月12日未明、「メガソーラー」をめぐる発信を行った。「鴨川市メガソーラー問題にもみなさま、是非注目をよろしくお願いします」田久保氏をめぐっては、学歴詐称疑惑を発端として9月1日に不信任決議案が市議会に提出され、全会一致で可決。田久保氏は11日までに自らの辞職・失職もしくは議会を解散するかの選択を迫られていた。10日のX投稿では、「先ほど、議長室を訪問しまして市議会の解散の通知を致しました」として、自撮り写真を添え議会の解散を選択したことを報告した。解散に伴う市議選には約4500万円の費用がかかるといい、SNSでは賛否の声が広がっている。こうした中、田久保氏は12日未明、千葉県鴨川市山間部で進められているメガソーラー計画に反対するXアカウントによる投稿を引用し、思いをつづった。「鴨川のメガソーラー問題は伊豆高原と同時期から活動してきた初期の頃からのメンバーです。しばらく動きがありませんでしたが、このところ急に動きが活発化しています!!」「鴨川市メガソーラー問題にもみなさま、是非注目をよろしくお願いします」と呼びかけ、「このままなし崩し的に開発を許してはいけない!!」と強調した。田久保氏の投稿には、「田久保さんは伊東市長です。鴨川市より伊東市民のことを考えてください。 大義無き解散で多額の税金を無駄にしないでください」「個人のSNSアカウントとは言えあなたは今伊東市長とういう公職の立場にある訳です。他市のメガソーラー問題に口を挟むのは立場上相応しいことだと思っておられますか」など、厳しい声が相次いだ。議会解散の直後に「他県の問題」に言及したことで、「何でもメガソーラーと言い続ければ、市議選でも市長派が当選出来ると思っている」「メガソーラーネタを出しておけば市民に応援されると思うところが勘違い甚だしい」など、選挙戦への姿勢を疑問視する指摘も寄せられている。
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