平成の米騒動を受けて、石破茂首相は減反政策の失敗を認めて増産にかじを切ったが、ポスト石破政権でコメ政策はどうなるのか。2025年9月14日放送の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)で、びっくり仰天の奇策が飛び出した。せっかく小泉さんがコメ増産に向かったのに番組進行役の阿川佐和子さん(エッセイスト)が、「石破政権になって、小泉(進次郎)さんが農水大臣になったから、急激に変わったと思うんですよね。まだ本当に大成功ってわけにはいかないかもしれないけれども、ほかの人が(総理・総裁に)なった場合に、どうなりそうだと?」と問うと、コメンテーターの東国原英夫さん(タレント)は「首相が変わっても、増産の方向は変わらないと思います」という。阿川さんが「ちょっと今、まだ確定していないですけれども、もし小泉進次郎さんが総裁になったら......」と話を進めると、東国原さんは待ってましたとばかりにこう言い出した。「僕が思うには、石破さんを農水大臣にすればいいんですよ」自民党・農水族を抑え込むには奇策が必要かこれには、阿川さんも「えっ‼」と絶句。ビートたけしさんの笑い声も聞こえてくる。東国原さんはさらに、「小泉さんが首相になって、石破さんを農水大臣にして、農政改革、あれは2007年、いや2008年かな、(農水大臣だった石破氏は農政改革を)やりたかったけど失敗した。だから(今度こそ)『農政は石破さんにお任せします』でいいんじゃないかと思います」と提案した。阿川さんは「(首相と農林大臣の)チェンジ!」ということか、と面白がった。減反政策への揺り戻しを狙っている自民党・農水族を抑え込むには、この奇策は案外有効かもしれない。(シニアエディター関口一喜)
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