俳優の上戸彩さんが2025年9月14日放送のトーク番組「ボクらの時代」に出演し、俳優の大沢たかおさん、映画プロデューサーの松橋真三さんと対談する中で、SNSで発生した「大沢たかお祭り」について自身は「ちょっとイラっとした」と述べたうえで、大沢さんにどう感じたかを尋ねる場面があった。SNSでは、この上戸さんの話の引き出し方に「インタビュアーとして優秀すぎ」などとして称賛の声が寄せられている。大沢さんは「喜んでる」わけではないが...「それも1つのエンターテインメント」「大沢たかお祭り」とは、大沢さんが映画「キングダム」で演じた王騎将軍の画像に、家事や子育てなどの「あるあるエピソード」を添えて投稿するネットミームだ。5月頃にXやThreads(スレッズ)などで流行し、日常の愚痴やモヤモヤする内容を面白おかしく投稿して楽しむ人が続出した。番組では、上戸さんが大沢さんに、「大沢たかお祭りはどう思ったんですか?」と質問。続けて、「私は大沢さんを知っているので、ちょっとイラっとしたんですよ」と自身の感想を明かした。上戸さんはその後、大沢さん本人が「大沢たかお祭り」に反応しているのを見て、「なーんだ、喜んでるじゃん。OKなんだ」と思ったと話した。大沢さんが「喜んでるってわけでもない」と話すと、上戸さんは、「自分が一生懸命やった芝居を馬鹿にされてる、とかは思わなかったですか?」と質問した。これに大沢さんは、次のように答えた。「世のお母さんたちが、王騎将軍のいろんな表情を使って、自分の日常の思うことを......辛いこととや嫌なことを笑いに変えているって、それも1つのエンターテインメントだし」大沢さんは、自身が演じた王騎将軍について「強いんだけどユーモアもあってっていう人」だとし、「そういう部分が世のお母さんたちの何かに届いたのかなあっていうのは思う」とした。さらに、大沢さんの「誰かが傷つくなら(良くない)」との発言を受け、上戸さんは「(大沢さんは)傷つかなかったですか?」とも質問。大沢さんは、「役は1人歩きして生きていっちゃう。自分のものではなくなってしまう」とし、「それでお母さんたちがいろいろ、楽しいなら、エンターテインメントでいいんじゃないかなと」と話した。このやり取りに、Xではさまざまな声が寄せられた。例えば、大沢さんの答えに「懐深い人だ」「器が大きい」といった称賛の声や、「イラっとした」とする上戸さんに否定的な意見も書き込まれた。一方で、大沢さんがどう感じたかをうまく引き出した上戸さんに、「自分が悪者になることで大沢さんにヘイトを集めないようにしてくれる神インタビュアーでした」「上戸彩ちゃんがインタビュアーとして優秀すぎて目玉飛びてた」「自分は嫌われ役になるかもしれんけど、この聞き方はベストだったな」「自分の意思で、大衆に反する意見を伝えたのは、素晴らしかった!」といった称賛の声も寄せられた。
記事に戻る