格闘技イベント「BreakingDown」(ブレイキングダウン)のCEOを務める格闘家・朝倉未来(33)が、2025年9月15日にユーチューブを更新し、「BreakingDown17」(27日・アリーナ立川立飛)のカードを発表した。
「あんなクソガキに負けたら大阪を歩けませんわ」
カード発表は、記者会見方式で行われたが、出場選手による乱闘が続き、会場は一時騒然となった。
最初の乱闘は、フェザー級63キロ以下契約のキックルールで対戦する大阪喧嘩自慢シェンロンとドラゴンが起こした。
先に手を出したのはドラゴンだ。ステージ上で両者が歩み寄る中、ドラゴンが左のパンチを繰り出した。シェンロンはタックルで応戦し、そのまま両者はつかみ合いとなった。
待機していたセキュリティスタッフが、両者の間に割って入って引き離すも、シェンロンは興奮した様子でドラゴンに罵声を浴びせた。
司会者が「お席におつきください。ご着席ください」と何度も促したが、声は届かず。しばらくして定位置に着席するも、シェンロンがドラゴンに向かって猛ダッシュし、襲い掛かった。
セキュリティスタッフが危険だと判断したのか、ドラゴンを会場の外に連れ出した。すると、シェンロンはマイクを手にして、こう叫びだした。
「オーディション前に、『なんやコラッ』って、あいつからパッチギしてきた。あんなクソガキにストレートをもらった。大阪の不良として、しっかりと教育しないとアカン。試合はバチバチのノンストップでいきますわ。あんなクソガキに負けたら大阪を歩けませんわ」
「BDもワンパターン過ぎて面白くない」
会場がざわつく中、続く金城とダイスケも乱闘騒ぎを起こした。
「ダイスケどこだ?」と、わめき散らしながら入場した金城は、ステージ上でダイスケと向かい合うと、いきなりビンタをかました。
金城の先制攻撃に対して、ダイスケはパンチとキックで応戦。ヒートアップした両者は、殴り合いからつかみ合いとなり乱闘に。セキュリティスタッフが、倒れこむ両者を引き離して事なきを得たが、乱闘続出に会場は異様な雰囲気に包まれた。
「BreakingDown」では、これまでオーディションでの乱闘騒ぎが「恒例」となっており、100万回再生を超えるオーディション動画もある。今回はカード発表での乱闘騒ぎとなり、インターネット上では、以下のような、さまざまな意見が寄せられた。
「盛り上げるつもりなんだろうけど、飽きてきた」「こーゆーシーンはもうYouTubeに投稿できない制度にならんかぁ?」「BDもワンパターン過ぎて面白くない」「いい年して、『かかってこいや』とか、こっちが赤面してくるよ」「何イキッてんだろう」「社会に出た20代以上がイキったり、暴言や暴力を振るったりするのは正直見ていてかなり痛いよ」「本当に子供に悪影響です」
朝倉によると、今回は新たな試みとして、オーディション動画を配信する前に、カード発表の動画を配信したという。オーディションの模様は、17日から随時、朝倉のユーチューブチャンネルで配信する予定だという。