ふかわりょう、テレビの自民党総裁選報道に違和感 「党キャンペーンになってる」

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   テレビの報道番組や情報ワイドは、連日、自民党の総裁選びのニュース・話題を同じ映像、同じコメンテーターで繰り返し、SNSなどでは「もう飽き飽き」という視聴者の投稿が目立つ。ふかわりょうさん(タレント)も同じ思いのようで、2025年9月17日放送の「ひるおび」(TBS系)で痛烈に批判した。

  • ふかわりょうさん(写真:つのだよしお/アフロ)
    ふかわりょうさん(写真:つのだよしお/アフロ)
  • 自民党本部(2018年撮影)
    自民党本部(2018年撮影)
  • ふかわりょうさん(写真:つのだよしお/アフロ)
  • 自民党本部(2018年撮影)

「もっとパッと決めてほしいな」

   「公共財産の電波を、こういう形で、10月の4日までですか、使うことに対して、自民党内で違和感を持つ人が出てほしいなと。(出馬の)意向、表明、会見。意向、表明、会見というリズムで、ずっとこのひと月くらい、こういう風に取り上げることが、ある種、自民党キャンペーンになっていて......」と、テレビが自民党の広報宣伝手段として利用されていると心配する。

   そして、「もちろん、(国政の)かじ取りになる可能性は高いんですけれども、もっとパッと決めてほしいなというのが正直な気持ちです」という。一国の総理総裁が、テレビの話題性で決まっていいのかというのだ。

「日本をどう持っていくのか、そこを伝えてほしいな」

   さらに、「日本をどう持っていくのか、10年後、20年後の未来を、どういうビジョンを描いているのかというのを、電波を使うのであれば、遊説するのであれば、そこを伝えてほしいなと思います」とクギを刺した。

   選挙で負けた石破内閣の支持率が上昇し、自民党支持層で「石破さんは辞める必要なし」が7割にもなったのは、1年前の敗者復活戦のような総裁争いの茶番を懸念したからだろう。しかし、事は心配された通りになっている。ふかわさんが言うように、テレビ番組は候補者たちの駆け引きやパフォーマンスを面白がるより、それぞれの候補が次の首相になった時、日本はどうなるのかを解説・分析してほしい。

(シニアエディター 関口一喜)

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