【男子バレー】日本「2連敗」予選敗退、中国メディアが指摘した「明らかな弱点」...「世界強豪との差が浮き彫りに」

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   中国メディア「捜狐」(ウェブ版)が2025年9月16日、男子バレーボール日本代表の特集記事を組み、フィリピン・マニラで開催されている世界選手権で、予選ラウンド敗退が決定した日本代表の現状を独自分析した。

  • 日本代表・高橋選手(VBWインスタグラムより)
    日本代表・高橋選手(VBWインスタグラムより)
  • 日本代表・高橋選手(VBWインスタグラムより)

「日本は初戦でいきなり冷水を浴びせられる結果に」

   予選ラウンド・プールGの日本は、13日に行われた初戦でトルコと対戦し、0-3(19-25、23-25、19-25)のストレート負けを喫した。

   第2戦(15日)はカナダと対戦。第1セットを20-25で落とすと、第2セットを23-15、第3セットを22-25で落としてのストレート負け。17日のリビア戦を残して、予選ラウンド敗退が決まった。

   世界ランキング7位の日本が、まさかの2試合連続ストレート負け。アジア勢の中で、世界ランキング最上位を誇る日本の予選ラウンド敗退は、中国でも衝撃的な出来事だったようで、複数の地元メディアが速報した。

   中国メディア「捜狐」は、「日本男子バレーボール代表の世界選手権でのパフォーマンスに誰もが驚かされた」と書き出し、トルコ、カナダ戦のプレーを独自に分析した。

   記事では「初戦で世界ランキング16位のトルコと対戦した日本は、いきなり冷水を浴びせられる結果となった。試合全体を通して完全に相手に押された。次戦は世界ランク9位のカナダ。この一戦は日本の生死をかけた戦いであり、敗北は早期敗退を意味した。しかし、日本は再び0-3で敗北した」とし、次のように試合内容を分析した。

アジア勢が突破できぬ「欧米チームの身長的優位性と技術的圧迫」

   「この2試合を通じて、日本男子バレーボールチームの明らかな弱点が露呈した。平均身長で優位な欧米チームを前に、ネット付近での攻防で日本は絶対的な劣勢に立たされた。トルコ戦では相手のブロック得点が20.99点に達し、カナダ戦ではブロック得点の差が、2-10と大きく開いた。日本の監督による試合中の采配も受け身なものに映った」

   今大会、日本をはじめとするアジア勢は不振が続いている。アジアからは、開催国のフィリピンを含め6チーム(日本、韓国、中国、フィリピン、カタール、イラン)が参加しているが、いずれも予選ラウンド初戦に黒星を喫している。

   「捜狐」の記事では、「日本の敗退は、アジアバレーボールと世界強豪との差を浮き彫りにした。今大会、アジアから出場した6チームは初戦で全敗した。石川祐希や高橋藍など海外リーグで活躍する有名選手を擁する日本代表だが、世界選手権のような大舞台では、欧米チームの身長的優位性と技術的圧迫を依然として突破できていない」と指摘した。

   さらに、「この敗戦は日本男子バレーボールに警鐘を鳴らすと同時に、アジア男子バレーボールの世界的な競争力を再評価させるものとなった」と分析した。

   予選ラウンド敗退が決まった日本は、17日にプールGで2敗のリビアと最終戦を行う。

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