7年産米収穫は多くの県で前年を上回る、やや上回る
とはいえ、わざわざ遠出したのでは、交通費などでかえって高くつきかねない。ゴルフやドライブ旅行のついでに、20キロ、30キロとまとめ買いするのがよさそう。
では、新米は高いままなのか。農水省はコメの流通についての調査結果を公表しているが、令和7年産⽔稲の8⽉15⽇現在の収量について、「前年を『上回る』又は『やや上回る』が13府県、『前年並み』が29都道府県、『やや下回る』が4県の見込み」だとしている。また、7年産の生産量は需要を大きく上回るとして、コメ不足感は解消に向かうと強調している。
こうした情報などから、多くの流通の専門家は、10月半ば以降はスーパーでも4200~4500円に落ち着くとみている。9月以降も備蓄米の販売が延長されているので、新米が値下がりするまでは備蓄米で我慢して、下がったら思う存分新米を味わうというのが、一番安上がりかもしれない。
(シニアエディター 関口一喜)