小泉進次郎農水相が2025年9月20日、都内で記者会見を開き、自民党総裁選への出馬を正式に表明した。SNSでは、決意表明と質疑応答の際の「ギャップ」に注目が集まっている。
「国民の求める安心と安全を実現する政党に、自民党を立て直す」
小泉氏は会見で総裁選への立候補を表明した上で、政策発表を行った。Xでも「総裁選の出馬表明会見を行いました」として会見中の写真を公開し、「私の想いは公式YouTubeで全て公開していますので、ご覧ください。週明けにはいよいよ12日間の総裁選が始まります。よろしくお願いします」と呼びかけている。
冒頭の決意表明では、前回の総裁選で敗れた石破茂首相への敬意などを語った上で、自身について「5月には、思いかけず農林水産大臣に就任しました」として農水相としてのこれまでを振り返った。
「難しい局面での就任でしたが、『コメ担当大臣』という覚悟で米の価格を安定化させ、農家の皆さん、消費者の皆さん双方が安心できる環境を実現する。そして日本の農林水産業の発展と食料安全保障のために全力を尽くす。そんな思いでスピードを緩めず決断と実行を繰り返してまいりました」
自民党を取り巻く現状について「初当選から16年、自民党は再び危機の中にあります」とし、
「もう1度国民の声を聞き、国民の思いを感じ取り、国民の不安に向き合う。そして国民の求める安心と安全を実現する政党に、自民党を立て直す。私はその先頭に立つ決意で、この度の総裁選に挑戦することといたしました」
と淀みない口調で決意を語った。