総勢71人、HKT48・NGT48が合同イベント 1年前の「よそよそしさ」一転、切磋琢磨で「もっと素敵なステージ」に

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   福岡を拠点にするアイドルグループ・HKT48や、新潟が拠点のNGT48の現役メンバーや卒業生が参加するイベント「Boosty ファンまつり2025」が25年9月20日から21日にかけて、都内で開かれた。

   トークショーやライブパフォーマンスで構成され、ライブではお互いのグループの楽曲を交換する形で披露したほか、両グループが一緒に歌う楽曲もあった。開催は2年連続で、出演者からは「より距離感が縮まって、すごく一体感が生まれた」といった声も出た。

  • 終盤にはHKT48の「君とどこかへ行きたい」を2グループのメンバーが一緒になって披露した。写真中央左がHKT48「チームH」キャプテンの豊永阿紀さん、右がNGT48キャプテンの藤崎未夢さん
    終盤にはHKT48の「君とどこかへ行きたい」を2グループのメンバーが一緒になって披露した。写真中央左がHKT48「チームH」キャプテンの豊永阿紀さん、右がNGT48キャプテンの藤崎未夢さん
  • HKT48の「半袖天使」
    HKT48の「半袖天使」
  • NGT48の「希望列車」
    NGT48の「希望列車」
  • ライブではトロッコも多数登場。ファンを楽しませた
    ライブではトロッコも多数登場。ファンを楽しませた
  • 左からNGT48の三村妃乃さん、元SKE48で歌手の野島樺乃さん、HKT48の秋吉優花さん。「Nona Diamonds」の代表曲「はじまりの唄」などを披露した
    左からNGT48の三村妃乃さん、元SKE48で歌手の野島樺乃さん、HKT48の秋吉優花さん。「Nona Diamonds」の代表曲「はじまりの唄」などを披露した
  • HKT48の4期生によるトークショーも。笑いの絶えない30分だった
    HKT48の4期生によるトークショーも。笑いの絶えない30分だった
  • HKT48の「ドリブルモンスター」、山内祐奈さん。バランスボールがあさっての方向に
    HKT48の「ドリブルモンスター」、山内祐奈さん。バランスボールがあさっての方向に
  • NGT48の清司麗菜さん。足つぼマットの上を疾走した
    NGT48の清司麗菜さん。足つぼマットの上を疾走した
  • HKT48の龍頭綺音さん。NGT48メンバーからは「どんどん成長していっている」の声も
    HKT48の龍頭綺音さん。NGT48メンバーからは「どんどん成長していっている」の声も
  • 終盤にはHKT48の「君とどこかへ行きたい」を2グループのメンバーが一緒になって披露した。写真中央左がHKT48「チームH」キャプテンの豊永阿紀さん、右がNGT48キャプテンの藤崎未夢さん
  • HKT48の「半袖天使」
  • NGT48の「希望列車」
  • ライブではトロッコも多数登場。ファンを楽しませた
  • 左からNGT48の三村妃乃さん、元SKE48で歌手の野島樺乃さん、HKT48の秋吉優花さん。「Nona Diamonds」の代表曲「はじまりの唄」などを披露した
  • HKT48の4期生によるトークショーも。笑いの絶えない30分だった
  • HKT48の「ドリブルモンスター」、山内祐奈さん。バランスボールがあさっての方向に
  • NGT48の清司麗菜さん。足つぼマットの上を疾走した
  • HKT48の龍頭綺音さん。NGT48メンバーからは「どんどん成長していっている」の声も

「君とどこかへ行きたい」「Maxとき315号」を両グループで歌う

   イベントは、チケットやNFT販売機能を持つ、「推し活」プラットフォームの「ブースティー(Boosty)」が、ユーザーを対象に主催。コロナ禍以前の「握手会」に代わる「おしゃべり会」といった交流イベントに加えて、多数のトークショーでファンを楽しませた。

   そのうちのひとつが、両グループによるミニ運動会。バランスボールを使ったレースなどが行われ、HKT48・山内祐奈さん(26)がファンの目をくぎ付けにした。山内さんは、テレビ番組「HKT青春体育部!」(19~21年、KBCテレビ)で独特のドリブルを披露し、ファンの間では「ドリブルモンスター」の異名もある。今回のステージでも山内さんはボールを後方の機材席に飛ばし、会場をわかせていた。

   グループで歌唱力が最も高い人を決めるテレビ番組「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」の決勝進出経験者によるステージもあった。元SKE48で歌手の野島樺乃さん(24)、HKT48の秋吉優花さん(24)、NGT48の三村妃乃さん(23)が登場し、3人が所属するユニット「Nona Diamonds」の代表曲「はじまりの唄」やSKE48の「不器用太陽」を披露、観客を魅了した。

   トークショーの後はライブが行われ、両日ともに両グループから71人が出演。お互いのグループの楽曲を交換する形で披露したほか、両グループが一緒に歌う楽曲もあった。例えばHKT48はNGT48の「青春時計」を、NGT48はHKT48の「メロンジュース」を歌い、HKT48の「君とどこかへ行きたい」やNGT48の「Maxとき315号」を両グループで一緒に歌った。

前回イベントでメンバーを「見つけ」て「新潟に通い始めた人がいる」

   国内のAKB48グループのうち、AKB48(東京)、HKT48(福岡)、NGT48(新潟)の3グループは19年時点で「AKS」が運営してきたが、20年春から「DH」「マーキュリー(Mercury)」「フローラ(Flora)」という別々の会社が運営している。このうち、「マーキュリー」「フローラ」の持ち株会社として、「スプルート(Sproot)」が20年2月に設立された。このスプルート社が、ブースティーを運営している。運営体制変更とコロナ禍の影響でグループ間の交流は大幅に減少しており、今回のイベントは数少ない機会のひとつだ。

   ファン層の広がりを実感したメンバーもいた。NGT48の清司麗菜さん(24)によると、24年の初回イベントをきっかけに「私のパフォーマンスを見つけてくれて、そこから新潟に通い始めた人がいる」。

   久々のグループ交流を喜んだひとりが、両グループで最年長のNGT48・西潟茉莉奈さん(29)。久々に会ったHKT48・龍頭綺音(りゅうとう・あやね)さん(15)が、「どんどん成長していっている」といい、「母の気持ちになってますね」と目を細めた。

   HKT48の「チームH」キャプテンの豊永阿紀さん(25)は、1年前は「すごく不安でいっぱい」だったが、ファンの声援を励みに乗り越えたと振り返った。25年はこの経験を思い出しながらリハーサルに臨み、メンバーも「去年のよそよそしさ」を忘れたように、絆や団結力が生まれたという。

   NGT48キャプテンの藤崎未夢(みゆ)さん(24)も、1年前と比べて「より距離感が縮まって、すごく一体感が生まれたステージだったのでは」。この1年間「グループそれぞれで切磋琢磨」して「もっともっと素敵なステージ」にできたとも話し、ファンの応援で「成長できた」と笑顔を見せていた。

(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)

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