巨人2位確保は「90%厳しい」、元ヘッドコーチ悲観...CS本拠地開催へDeNAと熾烈争いに「ひとつでも落とすときつい」

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    プロ野球巨人の元ヘッドコーチで野球解説者の元木大介氏(53)が、2025年9月24日にユーチューブを更新し、リーグ3位の巨人がリーグ2位を確保するのは「90%厳しい」との見解を示した。

  • 巨人の本拠地・東京ドーム
    巨人の本拠地・東京ドーム
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「厳しいよね」「1敗もできないんじゃないの?」

    巨人は、クライマックスシリーズ(CS)本拠地開催をかけ、DeNAと2位争いを演じている。DeNAとは2.5ゲーム差で、残り試合は巨人、DeNAともに5試合。26日と27日に敵地・横浜スタジアムでDeNAと直接対決を行う。

    今シーズンのCSファーストステージは、10月11日に開幕し、リーグ2位チームの本拠地で開催される。セ・リーグはすでに阪神がリーグ優勝を決めており、ファイナルステージ(10月15日~)は、阪神の本拠地・甲子園球場で行われる。

    23年シーズンまで巨人のコーチを務めた元木氏は、チームの現状について「厳しいよね」とし、DeNAとの2位争いに関して次のように分析した。

    「もう負けられない。ひとつでも落とすときつい状況になってきている。DeNAは引き分けが多い。だから、2.5ゲーム差といっても、3ゲーム差から3.5ゲーム差あると思って戦わなくてはならない。ジャイアンツとしてはひとつも落とせない。DeNAがずっと勝ってくると、もう無理だから。ジャイアンツとしては1敗もできないんじゃないの?」

    リーグ2位につけるDeNAは、9月に入ってから14勝4敗1分けと、調子を上げてきている。

    昨シーズンはリーグ3位に終わったが、CSファーストステージでリーグ2位の阪神を破り、ファイナルステージでリーグ優勝を果たした巨人を下した。日本シリーズでは、パ・リーグ覇者のソフトバンクを4勝2敗で破り、リーグ3位からの下剋上を果たした。

「今年ジャイアンツはケガ人に苦しんだ」

    9月に入ってから追い上げるDeNAに対して元木氏は、「また去年みたいになりそうだね」とし、(DeNAは)打線がつながって、筒香(嘉智)選手が打ち出している。シーズン前半はDeNAに勝って、ずいぶんと貯金が増えた。(通算)14勝8敗。でも、この数字を鵜呑みにすると、今のDeNAは投打ともにいいから、気持ちを引き締めて戦わないと厳しい」との見解を示した。

    今シーズン、主砲・岡本和真内野手(29)が、5月上旬に左ひじを負傷し戦線離脱。開幕投手を務めたエース戸郷翔征投手(25)は、シーズンを通して調子が上がらず、7勝9敗と負け越している。

    このような背景を踏まえ、元木氏は「今年ジャイアンツはケガ人に苦しんだ」と振り返り、次のように今後の展望を語った。

    「(今シーズンは)苦しかったが、そうとも言っていられない。クライマックスシリーズに出る限りは、下剋上ではないが、頑張ってもらわなければならない。選手が1戦1戦、熱くなって。残り5試合、まずそこ。『2位になんとかなろうぜ。本拠地でやろうぜ』という気持ちでやって。かなり厳しい。80%から90%厳しい。でもまだ(試合が)残っているから。100%じゃない。そこの部分でどうなるか」

    チームは今シーズン、リーグ2連覇を逃したが、巨人の山口寿一オーナー(68)は17日、阿部慎之助監督(46)の来シーズン続投を明言した。

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