アパレルブランド「GALFY(ガルフィー)」公式サイトの商品紹介ページに、漫画「斉木楠雄のΨ難」のコスプレをしているとみられるモデルの写真が掲載されているとして、波紋を広げた。モデルを務めたクリエイターのTORAさんは、2025年10月3日にXで、「過去の撮影に関するご指摘についてのお詫び」とした声明を発表。「私自身の独断によるものではございませんでした」としつつ、「ご不快な思いをおかけすることとなりましたことを真摯に受け止めております」とした。原作者の麻生周一氏はXで、「あんまり怒らないであげて欲しいです」と投稿している。モデルが謝罪「原作者様や作品のファンの皆様にご不快な思いを」麻生氏は10月1日にXで、ガルフィーのインスタグラムがTORAさんをモデルに同ブランドのパーカーを紹介する投稿のスクリーンショットを投稿。TORAさんはピンク色の髪の毛で頭にアンテナのような角を付けた姿をしており、これは「斉木楠雄のΨ難」の主人公・斉木楠雄の特徴だ。麻生氏は、「あの頃のくーちゃん(編注:楠雄の愛称)はもういない」とコメントした。ガルフィーの投稿や商品紹介ページには「斉木楠雄のΨ難」の名前は紹介されておらず、正式なコラボではないとみられることから、XではガルフィーやTORAさんに対し批判的な声が相次いだ。また、ガルフィーのインスタグラムに掲載された画像は、作中の斉木楠雄のイメージと異なるとする批判も出た。TORAさんは麻生氏の反応を喜ぶような投稿をしたが、その後削除。3日に、「過去の撮影に関するご指摘についてのお詫び」とする声明を発表した。TORAさんは「スタイリングおよび撮影に関わるその他演出は、制作側の意向・指示によるものであり、私自身の独断によるものではございませんでした」と説明。「その結果として原作者様や作品のファンの皆様にご不快な思いをおかけすることとなりましたことを真摯に受け止めております」とした。続けて、「作品の一人のファンとして、その世界観を大切にされている皆様の想いを傷つけてしまい、深く反省しております」とも伝えた。「今後は表現活動に際し、権利関係者への配慮を一層徹底し、誠実な姿勢で取り組んでまいる所存でございます」として、謝罪した。ガルフィーも麻生氏の反応を喜ぶガルフィー公式Xも1日、「おおおおおお!麻生先生!!!!」と麻生氏の反応を喜んだ。しかし、この投稿は6日現在も削除されておらず、その後ガルフィーはXや公式サイトなどでこの件に言及していない。J-CASTニュースは3日、ガルフィーに取材を申し込んだが、期限を過ぎても回答は得られていない。麻生氏は4日にXで、「僕は自分の作品の権利にルーズというかカバい人間なので、あんまり怒らないであげて欲しいです」とコメント。「というか時事とかパロディとかめっちゃする僕が自分がやられて怒るわけ無いし怒る資格もないです...」とし、「本当にダメな時は裏で集英社を通してダメってちゃんと言いますんでこの話はもう終わり!」と伝えた。最後に、「まぎらわしいポストをしてしまいすみませんでした」と、1日の自身の投稿について謝罪した。
記事に戻る