韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」が2025年10月6日、韓国プロ野球(KBO)リーグのハンファ・イーグルスに所属するコディ・ポンセ投手(31)の特集記事を組み、今オフ大リーグに復帰する可能性を示唆した。今季29試合に登板して17勝1敗、防御率1.89ポンセは、大リーグのピッツバーグ・パイレーツから21年オフに日本ハムに移籍した。日本ハムでは先発として2年間プレーして7勝10敗。23年オフに自由契約となり、楽天に入団した。楽天では15試合に登板して3勝6敗、防御率6.72だった。24年オフに活躍の場を韓国に求め、KBOリーグのハンファ・イーグルスと契約した。日本で3年間プレーして通算10勝だった右腕は、今シーズンKBOリーグで大きく飛躍。29試合に登板して17勝1敗、防御率1.89を記録した。勝利数、防御率、奪三振(252個)は、いずれもリーグトップだった。KBOリーグで「大化け」したポンセ。「スポーツ朝鮮」は、「『韓国で手が付けられない活躍』ポンセ、ハンファを本当に去るのか、大リーグ年俸は200億ウォン(約21億円)から」などのタイトルで、今オフの動向を分析した。記事では「大リーグのサンフランシスコ・ジャイアンツが、ハンファ・イーグルスの『スーパーエース』コディ・ポンセに関心を示している」とし、ポンセの今後の可能性について、次のように言及した。「シーズン終了後に熱いラブコールを受けるだろう」「日本プロ野球では、度重なる故障で半信半疑の状態だったポンセが韓国移籍を果たし、今シーズンは大きな故障なくフルタイム完走を果たし、より完璧な球威を誇った。日本でプレーしていた時よりも直球の球速と球威、変化球の完成度全てが向上したという評価だ。大リーグ球団が今年ポンセを継続的に観察しており、シーズン終了後に熱いラブコールを受けるだろうという予想が支配的だ」同メディアは、KBOリーグの球団は、大リーグ球団にマネーゲームで勝てないことを理由に、ポンセの大リーグ復帰を予想した。過去に、元大リーガー投手がKBOリーグで好成績を収め、大リーグに復帰した例があるという。23年シーズンにKBOリーグでプレーしたエリック・フェッド投手(32)が、20勝6敗、防御率2.00を記録。この活躍が認められ、同年オフにシカゴ・ホワイトソックスと2年1500万ドル(約22億円)の契約を結んだという。記事では「ポンセの場合、フェッド以上の条件を受けられる可能性がある。大リーグ球団が、KBOリーグを経てUターンする外国人投手に対して、長期契約を提示しないことを考慮すると、ポンセも2年から3年レベルで総額200億から300億ウォン(約21億円から32億円)以上の条件を提示されると予想される」とした。同メディアによると、ポンセはハンファ・イーグルスと1年総額100万ドル(約1億5000万円)の単年契約を結んでいるという。
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