斎藤幸平さん「高市さんなんかにも考えていただきたい」
コメンテーターの斎藤幸平さん(東京大准教授)は、「(科学研究も)目先で成果が出そうなものに飛びつく、はやりに飛びつく。だけど、研究のインパクトが30年後に評価されるものは、実はもっと違うもの。つまり、それは既存のものを覆す(研究です)。これはビッグピクチャー(長期的に大局を見る視点)が必要だし、そういうものを国がどう支援していくかということを、高市さんなんかにも考えていただきたいなと、私も研究者として強く思います」と語った。
研究費不足から、注目度の高い論文数ランキングでも、日本はこの20年間で4位からに13位に下がった。もはや科学立国と呼べなくなっているというわけだ。もしこの日の番組に玉川さんが出演していたら、「国はもっと基礎研究の金を出すべきです」と顔を真っ赤にして訴えたに違いない。
(シニアエディター 関口一喜)