タレントの田村淳さんが2025年10月7日、自民党の高市早苗新総裁による「ワークライフバランス」に関する主張をめぐる持論をXにつづった。「『国のために働きまくる』と言ってくれるのは、国民としてありがたい」高市氏は選出後の演説で、高市氏は「嬉しいというよりも、本当にこれからが大変なことだ。皆様と一緒に力を合わせてやらなきゃいけないことが山ほどある。そう思っております」と緊張感をにじませ、党の立て直しに注力したいと強調。「私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いてまいります」と決意を語っていた。田村さんはこうした発言について、「働きたくない人に規定時間を超えて働かせるのは良くないけれど、政治家として『国のために働きまくる』と言ってくれるのは、国民としてありがたいことだと思う」と反応した。田村さんの投稿には、1200件を超えるリプライ(返信)が寄せられた。「自覚がある人の言葉としては大変心強い」「彼女の部下が定時で帰れますように」高市氏の前向きな姿勢を評価する声も少なくない。「国の代表としての自覚がある人の言葉としては大変心強い言葉ですよね。リーダーが一番働く国や企業は強くなるし、人もついてくる」「『働きたくない人に働かせる』と『使命感を持って働く』は全然別物ですよね。前者は搾取だけど、後者は覚悟。そういう"背負う覚悟"を持つ政治家は貴重だと思います」「労働者は労働基準法があり法に守られてる。国会議員はそうではないし、まして総裁。それが身を粉にして国民のために働いてくれるなんて、感謝しかないよ! これぞ頼れるリーダー!」一方で、「総理大臣になろうかという方が全力で国のために働いてくれるのは歓迎ですが、そこに敢えてワークライフバランスという単語を用いるところが引っかかります」「願わくば彼女の部下が定時で帰れますように」など、周囲への悪影響を不安視する見方もある。落語家の立川志らくさんは、田村さんの投稿を引用し「いわゆる揚げ足取り。情けない人間のすること。あるいはイチャモン。ヤクザの三下やチンピラのやること。あとは能力不足。人の言葉を読み取る能力がないってこと。その上当人たちはそれが正義だと信じているからタチが悪い」と反応。なお、投稿は8日11時までに削除されている。田村さんは、「私はがむしゃらに働くけど、社員のみんなは定時で帰っていいからねって言う社長だとしたらどうですか? 社長だけ頑張ればいい帰ろってなりますか?」との質問に対し、「政治家の働き方を一般企業の基準で語るのは、ちょっと違うと思いました。働く目的がそもそも別軸なんじゃないかな」としている。
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