大阪府の吉村洋文知事が2025年10月11日、大阪・関西万博のパビリオンのスタッフユニホームの返却時の取り扱いについて、Xで困惑を明かした。
「事実関係含めて確認します」
発端となったのは、11日に産経新聞が報じた「万博のスタッフユニホーム『はさみで切ってから返して』 返却時のルールに悲しみ広がる」との記事だ。
大阪府市などによる大阪ヘルスケアパビリオンでの事例で、カバンと靴以外のユニホームについて、「回収時にはさみなどで切った上で返却するよう指示があった」という。報道では、回収に際し多くのスタッフから「一生懸命活動して思い出がいっぱいあるユニホームなのにつらすぎる」と悲しみや驚きの声が上がったと伝えている。
吉村氏はこの記事を引用し、「もともと貸与品で転売防止やリサイクルの観点から回収は必要だと思うが、このやり方はおかしいと思う」と困惑を示した。
今後の対応について、「事実関係含めて確認します。ユニホームにはたくさんの思い出も詰まっている」とした。
吉村氏は「2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会会長」を務めており、大阪ヘルスケアパビリオンを総括する立場にある。
吉村氏の投稿には、「本来なら想い出として取っておきたい人もいるでしょうに、なぜ転売ヤーのためにこんな事をしないといけないのか...。ほんと心が痛みますね」「このルールを決めた人は、仕事への愛着に理解が無いのかな。返却は理解できますが切るなら運営側が、周りの見えない処で切れば良い。転売・悪用防止の対策は勿論必要なので、厳しい対応はその時にしたら良いと思います。制服もレガシーなので、大切にして欲しい」などとする声が寄せられている。
万博のスタッフユニホーム「はさみで切ってから返して」 返却時のルールに悲しみ広がる
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) October 11, 2025
→もともと貸与品で転売防止やリサイクルの観点から回収は必要だと思うが、このやり方はおかしいと思う。事実関係含めて確認します。ユニホームにはたくさんの思い出も詰まっている。 https://t.co/fbCjrwOBuO