「コント日本一」を決めるお笑いコンテスト「キングオブコント2025」の決勝戦が2025年10月11日に行われた。
SNSでは、準優勝となったお笑いトリオ・や団によるコントの内容が賛否を呼んでいる。
「あの大将、『口は悪いけど愛がある』んだろうな」
や団は、本間キッドさん、中嶋享さん、ロングサイズ伊藤さんからなるお笑いトリオだ。キングオブコントでは22年大会から4大会連続で決勝に進出している。
ファーストステージでは、町中華を訪れた常連客と一見の客が、最後の餃子ひと皿をめぐる駆け引きをするというネタで勝ち上がった。
賛否を呼んだのは、ファイナルステージで披露したネタの内容だった。
ネタの舞台は居酒屋。ビールの追加を求める常連客に、店主は「ナカちゃんさ、今盛り付けてるんだからちょっと待ってよ。わかるだろ? ほんとボケーっとした顔しやがってよ。よくカミさんに愛想尽かされてないよな。俺がナカちゃんと2人きりだったら1分ももたないよ」と毒舌で切り返した。
やりとりを見た一見客は「あの大将、『口は悪いけど愛がある』んだろうな。そこがみんなから慕われてるって感じだな」。「メニューもオツだね! この居酒屋、初めて来たけど当たりっぽいなぁ」と期待を膨らませていると、店主は客の元へ。
「なんか陰気くせえ顔しやがってよ、俺だったら絶対友達になりたくねえよ
「お客さん、1人? だよなぁ、友達いなそうだもんなぁ。なんか陰気くせえ顔しやがってよ、俺だったら絶対友達になりたくねえよ」と突然厳しい口調に。客は「これ、一見さんにも来るんだ」と困惑。
その後も店主の毒舌ぶりは収まらず、当初の「口は悪いけど愛がある」との見立ては外れてしまった。
常連客への対応も酷いものだったことから、「料理が相当うまいってことか!?」とするも、店主は「大したことねぇよ」。常連客は「ほんとだ! 大したことない! なんでこの店人気あるの!?」とパニックに。
問題だらけの店主が営む居酒屋の人気の秘密は、常連客がこぞって頼む「ナスの煮浸し」にあった......というストーリーだ。
「もっと評価されると思ったんやけどなぁ」「もう令和でこのネタはなぁ」
SNSでは、「や団の2本目とかもっと評価されると思ったんやけどなぁ 基本ベースでおもろいのにさらに種明かしからの伏線回収の畳みかけとか構成も展開も最高におもしろだったのに」「KOCのや団の2本目、うまく言えないけど藤子不二雄A先生感あってすごい好きだった(あってるかわからない)。庶民的な居酒屋、デフォルメされた人物、ブラックな展開とオチ(特にオチはスマートでおしゃれだった)で1本目も秀逸だったけど2本目好きだなあ」などとする声も多い。
一方、演出とはいえコント中の「暴言」に抵抗を覚えたとの声も上がった。
「や団の面白さはわからない、ちょっと暴言吐いてるだけにしか聞こえなかった気がする...」
「私の性格が繊細なのか、や団の暴言コントはちょっとしんどかった~」
「や団の2個目のネタもなぁ。今が平成で、私がめっちゃ若ければ......笑えたのか、......? ん? さすがもう令和でこのネタはなぁ。なんていうかなぁ。笑いに求めるものが年齢によって変わるのか、時代もあるよな。きっと」
キングオブコント2025有難う御座いました!2位でした!悔しいくてしょうがないです!くぅー! pic.twitter.com/3b0BmA2MLT
— や団ロングサイズ伊藤 (@183long) October 11, 2025