自民党の船田元・元経済企画庁長官が2025年10月12日、自身のフェイスブックで公明党との連立解消をめぐる持論をつづった。
「高市総裁の対応が十分でなく、遂に斎藤代表から連立解消が告げられた」
船田氏は「先日の公明党の自民党との連立離脱は、まさに青天の霹靂である」と切り出し、連立解消までの流れを以下のようにまとめた。
「憲法調査会以来20年近く懇意にしてきた斎藤鉄雄代表には、何とか連立にとどまってほしいと、私もメールで再三お願いしたが、首脳会談における自民党、高市総裁の対応が十分でなく、遂に斎藤代表から連立解消が告げられた」
「政治とカネの問題を、自民党がのらりくらりと引き延ばした上に、今回の人事で不記載議員の一人を要職につけたことで、堪忍袋の緒が切れたと思う」と、暗に旧安倍派の萩生田光一元政調会長を幹事長代行に起用したことを批判した。
自公の関係については「直近の報道によると、公明党の小選挙区候補に自民党候補をぶつける準備をしているようだが、これはあまりにも大人気ない、というか、正気の沙汰ではない」とし、「自公の地方組織の間では今なお協力関係を大切にしたいとするところも多く、これまで壊れると、多くの自民党議員は困難に直面する。野党の思う壺ではないか」と危機感を示した。