韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が2025年10月15日、サッカー日本代表の特集記事を組み、ブラジル代表に逆転勝ちした日本代表を「アジア最強」と絶賛した。日本代表がブラジル代表に3-2で歴史的初白星FIFAランキング19位の日本代表は14日、東京スタジアムで同6位ブラジル代表と親善試合を行い、3-2の逆転勝利を飾った。試合は、日本代表が前半26分、32分と立て続けにゴールを許し、0-2で前半を折り返した。日本代表は後半に入るとギアを上げ、後半7分にMF南野拓実(30)がブラジル代表のパスミスをついてゴールを決めた。後半17分には、MF中村敬斗(25)が、右サイドからのクロスを右足でボレーシュート。これに反応した相手選手のクリアが、ゴールに吸い込まれ2点目を追加した。同点とした日本代表は後半26分、左コーナーキックからのクロスを、FW上田綺世(27)が頭で合わせ逆転のゴールを決めた。日本代表はこのまま1点差を守り切り3-2で勝利。過去13戦して勝利のなかった「王者」ブラジル代表に歴史的初白星を挙げた。日本代表の快挙は、ライバル韓国でも速報された。韓国代表は日本代表と同時期に、ブラジル代表とパラグアイ代表と対戦。10日にホームでブラジル代表と対戦し0-5の大敗を喫し、14日のパラグアイ戦は2-0で勝利した。一方の日本代表は、10日にパラグアイ代表と対戦して2-2で引き分け、ブラジル代表には3-2で勝利した。「韓国はブラジルのゴールラッシュに苦しめられ続けた」韓国代表に大勝したブラジル代表が、日本代表を相手にどのようなパフォーマンスを見せるか、多くの韓国メディアが注目していたようだ。「スポーツ朝鮮」は、日本代表の歴史的快挙に尊敬の念を表した。「アジア最強はやはり日本だ!ブラジル相手に世界を驚かせる...強豪と対戦すると怯む韓国とは違った」とのタイトルで記事を展開した。記事では「日本は今回の親善試合2連戦で1勝1分けを記録した。これに対し韓国は満足のいかない2連戦を戦った。パラグアイに2-0で勝利したが、ブラジル戦では0-5で大敗した。ブラジルと互角の試合運びを見せた日本とは異なり、韓国代表は無力に崩れた。まともな攻撃すら一度もできず、ブラジルのゴールラッシュに苦しめられ続けた」と冷静に分析した。そして、日本対ブラジル戦を振り返り、日韓の実力の相違に言及した。「韓国にとって今回の2連戦は多くの課題を突きつけた。特にブラジルのようにスピードと個人技に優れたチームを前に萎縮し、積極的なシュートを打てない点への改善が必要だ。一方、日本はブラジル相手に韓国よりも実利的なサッカーをした。限られた得点機会で高い集中力と決定力を見せた」日本代表、韓国代表ともに26年北中米ワールドカップ(W杯)出場を決めている。前回大会の22年W杯では、両国ともにグループステージを突破するも、決勝トーナメント1回戦で敗退している。26年大会では、それぞれベスト8入りが期待される中、「スポーツ朝鮮」は「26年北中米W杯は、来年6月に開催される。残り8か月余りのこの時点で、日本代表は韓国より確実に先行している。ホン・ミョンボ監督率いる韓国代表が、残り期間で再編成に成功し、W杯の舞台で変わった姿を見せられるか、注目が集まっている」とした。
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