サッカーの元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏(44)が、2025年10月15日にユーチューブを更新し、ブラジル代表を3-2の逆転で破った日本代表の歴史的快挙に歓喜した。14度目の対戦で歴史的初勝利FIFAランキング19位の日本代表は14日、東京スタジアムで同6位ブラジル代表と親善試合を行い、3-2の逆転勝利を飾った。試合は、日本代表が前半26分、32分と立て続けにゴールを許し、0-2で前半を折り返した。後半に入るとギアを上げ、後半7分にMF南野拓実(30)がブラジル代表のパスミスをついてゴールを決めた。後半17分には、MF中村敬斗(25)が、右サイドからのクロスを右足でボレーシュート。これに反応した相手選手のクリアが、ゴールに吸い込まれ同点とした。後半26分には、左コーナーキックからのクロスを、FW上田綺世(27)が頭で合わせ逆転のゴールを決めた。このまま1点差を守り切り3-2で勝利。過去13戦して勝利のなかった「王者」ブラジル代表に歴史的初白星を挙げた。地元ブラジルの自宅でテレビ観戦したという闘莉王氏は、現地中継の「混乱」ぶりに言及。試合を中継したテレビの解説者が、歴史的黒星にうろたえたという。日本代表時代に身に着けたユニホームを着用して撮影に臨んだ闘莉王氏は「いくら(カルロ)アンチェロッティ監督が(ブラジル代表監督に)来ても、守備のバタバタ感、サイドバックの1対1の弱さが見事に出ていた。(地元ブラジルのテレビ)中継は、自信満々に勝てるような前半だった。後半に失点してから、みんな慌てていた。こんなに慌てている解説、実況を久々に見た。もう、『お前らざまあみろ』と思いながら見ていた」と満面の笑みで語った。「お前ら日本をなめているじゃねえぞ」さらに、「この後、テレビ局の友達に動画を送ります。『お前ら日本をなめているじゃねえぞ』と。この格好(日本代表のユニホーム姿)で」と歓喜を爆発させた。闘莉王氏はブラジル戦の日本代表メンバーをべた褒めし、中でもスタメン出場したMF久保建英(24)のパフォーマンスを絶賛。10点満点中10点をつけ、満点をつけた理由を次のように説明した。「相手がめちゃくちゃ困るドリブルをしていた。常に足元の近くにボールを持って、相手に飛び込みさせない持ち方をした。時には中に入る久保選手が外に出る。時には久保選手が中に入って堂安(律)選手が外に張る。このコンビネーションが素晴らしかった。なによりも、久保選手の中の突破。普段の強味である中の突破ではなくて、右にドリブルして、右足でセンタリングをあげたり、前半戦から素晴らしいプレーだった」久保は後半9分にMF伊東純也(32)と途中交代するも、王者相手の歴史的勝利に大きく貢献した。日本代表は26年北中米ワールドカップ(W杯)に向けて弾みをつけた。
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